『ブライトバーン2』計画なし ─ ジェームズ・ガン製作のヒーローホラー

マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシ』シリーズの監督として知られるジェームズ・ガンが、共同脚本・製作を手がけたSFホラー映画『ブライトバーン/恐怖の拡散者』(2019)続編の可能性についてコメントした。
本作は、子どもに恵まれずに悩んでいた夫婦が、森に墜落した謎の飛行物体の中から赤ちゃんを見つけたところから始まる。その12年後、ブランドンと名付けられた少年は元気に成長するが、ある出来事をきっかけに特殊能力に目ざめたことで惨劇が起こり始める……。
ガンは自身のThreadsで、ファンが投げかけた「『ブライトバーン』の続編はいつ公開されますか?第1作は素晴らしかったですが、答えが出ていない疑問が数多くありますよね」との質問に、「今は続編の計画はないよ」と答えた。
「もしも、スーパーパワーを手にした少年が邪悪な心を持っていたら……」との斬新なコンセプトでダークに描かれた本作は、600万ドルと言われている製作費に対し、3,300万ドルの世界累計興行収入を打ち出すヒットを記録。2023年秋には、米Deadlineが「続編が開発中」だと報じていた。
その報道では、『ブライトバーン』でプロデューサーを務めたマーク・ラウとケネス・ファンが新会社H3 Entertainmentを設立したと伝え、今後のプロジェクト・ラインナップとして『ブライトバーン』続編の存在が挙げられていた。ラウは、『ブライトバーン』続編をはじめとするプロジェクトに新技術を投入する計画だと語っていたが、残念ながら近いうちに続編の実現はなさそうだ。
新DCユニバース(DCU)第1作『スーパーマン:レガシー(原題)』を撮影中のガンは、今夏にクランクインする「ピースメイカー」シーズン2と同時進行で撮影を進める予定で、超多忙を極めている。よって当分の間は、DC以外の作品に取りかかる余裕はないだろう。
新生DCUの待望となる『スーパーマン:レガシー(原題)』は、2025年7月11日に米国公開予定。
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Source:@James Gunn , Deadline