FOX版『X-MEN』監督、イスラエル舞台の新作映画で業界復帰 ─ 『ボヘミアン・ラプソディ』降板劇から8年

『X-MEN』シリーズのブライアン・シンガー監督が、イスラエルを舞台にした新作映画(タイトル未定)で監督業に復帰していることがわかった。米Varietyが報じている。
『ユージュアル・サスペクツ』(1995)や『スーパーマン リターンズ』(2006)『ワルキューレ』(2008)などでも知られるシンガー監督は、『ボヘミアン・ラプソディ』(2017)を撮影中のトラブルゆえに途中降板。現場での素行不良や出演者との衝突が原因と報じられたが、真相は明らかになっていない。2019年には長年にわたる性暴力疑惑が改めて告発され、以降は新作映画を手がけていなかった。
この新作映画には『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)『メガロポリス』(2024)などの名優ジョン・ヴォイトが出演。撮影は2023年にギリシャで実施され、すでに編集作業も完了している。
プロットは不明だが、「父と息子を描いた物語」とも「贖罪を求める建築家を描いた物語」とも報じられている。また、イスラエルがレバノンを占領していた1970年代後半から1980年代前半の中東が舞台との情報もある。
情報筋の発言によれば、本作は「イスラエルのイメージを著しく悪化させ、賛否両論を招きうる」「大きな論争を生むかもしれない」が、同時に「賞レースの可能性もある、非常によくできた映画」とのこと。役職は不明だが、イスラエル人映画監督のヤリーヴ・ホロヴィッツも企画に携わっているという。
この作品は北米配給の契約がまもなく結ばれるようだが、世界配給については不明。トロント国際映画祭で販売が実施されるかどうかもわかっていない。
シンガーは『ボヘミアン・ラプソディ』の騒動後、スーパーヒーロー映画『レッドソニア(原題)』で監督を務める予定だったが、性暴力疑惑の報道後に企画が保留され離脱。数年前にイスラエルへ移住し、現在はエージェントとの契約を結ばずに活動しているという。
Source: Variety