『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ドク、2077年の世界で『アベンジャーズ26』のワールドプレミアに参加

2077年の世界では、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『アベンジャーズ』がシリーズ26作目を迎えているらしい。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでお馴染み、“ドク”こと科学者のエメット・ブラウン博士(クリストファー・ロイド)が、2077年に公開されるという『Avengers 26:The Return of the Son of Thanos(原題)』のワールドプレミアに参加するというのだ。
まさかと思うような未来の出来事をドクが話したのは、ヨーロッパ最大級のゲームイベント「Gamescom」でのこと。ビデオゲーム『Surgeon Simulator』第2作のローンチ発表が始まると、会場が暗転、お馴染みのテーマ曲と共に大スクリーン上にドクが登場した。2020年8月27日、本イベントの開始時間ぴったりに未来からやってきたのだという。
.@docbrownlloyd is back from the future and he’s brought the world premiere of @surgeonsim 2 with him! #openingnightlive pic.twitter.com/FUJpt357nr
— Summer Game Fest (@summergamefest) August 27, 2020
イベントに参加した理由から『Surgeon Simulator』新作の概要までを司会者に説明するドクだが、多忙を極めているようだ。様々な時代を行き来するドクは、司会者との会話の中で「時間と言えば…」と切り出すと、「僕は2077年に開催されるもう一つのワールドプレミア『アベンジャーズ26:The Return of the Son of Thanos』にこれから行くんだ」と話した。
2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で『アべンジャーズ』シリーズは完結したと思われたが、どうやらドクの暮らす未来ではかなりの長寿シリーズへと成長を遂げていたようだ。2077年までに26作品となると、現時点で5作発表されている『アベンジャーズ』シリーズは、この先の57年間で2~3年に1本のペースで制作される計算になる。そして、注目すべきは副題が、“サノスの息子たちの復讐”を意味する「The Return of the Son of Thanos」であること。アベンジャーズとサノスの決着は付いたと思われたが、密かに子孫が復讐を企んでいたということか。
最後に明記しておくべきは、2077年に『アベンジャーズ』第26作のワールドプレミアが開催されることは、当然ながらジョークであるということ。『 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989)劇中に登場する2015年の世界では、1975年公開の『ジョーズ』シリーズの19作目となる『ジョーズ 19』が上映されているという設定だったが、ドクに扮したクリストファー・ロイドが同様のジョークを見せてくれたことはなんだか感慨深い気もする。
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