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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』監督、バッキー&ファルコンのスピンオフドラマには関与せず

セバスチャン・スタン アンソニー・マッキー
[左]Public Domain https://www.flickr.com/photos/lbjlibrarynow/26359490693/ [右]Photo by NASA/Bill Ingalls https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%27The_Martian%27_World_Premiere_(NHQ201509110007).jpg Remixed by THE RIVER

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督が、サム・ウィルソン/ファルコンとバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーのスピンオフドラマに関与しないことがわかった

2018年11月28日(米国時間)、米Colliderの『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』上映イベントに登場したルッソ監督は、ファンからの質問に応答。その様子を、米/Filmの記者であるピーター・シレッタ氏が伝えている。

「ストリーミングサービス『Disney+』でウィンター・ソルジャーとファルコンのスピンオフドラマが作られる場合、ルッソ兄弟は関与しない。」

ピーター氏の報告から、会場でのルッソ監督による正確な発言内容を窺い知ることはできない。そもそも、バッキー&ファルコンのスピンオフドラマはディズニー/マーベル・スタジオによる公式発表がなされていない状態なのだ。ただしバッキー役のセバスチャン・スタンは、テレビ番組でこの話題を振られた際に「『マイアミ・バイス』ですね。やりますよ。アンソニーも喜んでいます」話している

思えば、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー&サム・ウィルソン/ファルコンというキャラクターは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)を手がけたルッソ監督によって主に形づくられたものだ。バッキーは『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)でキャラクターの基礎が構築されたが、現代に蘇っての苦悩や、スティーブ・ロジャースとの強固かつ複雑な関係、ファルコンとのユーモラスなやり取りといった魅力的要素はルッソ監督の手によるものである。

以前の報道によると、バッキー&ファルコンのスピンオフドラマでは、ドラマ「Empire 成功の代償」(2015-)や映画『マイファミリー・ウェディング』(2010)のマルコム・スペルマンが脚本を担当するという。きっと、ルッソ監督とは異なる手つきで、きっと二人の新たな一面が引き出されることになるはずだ。これまでマーベル・スタジオは、鮮やかなクリエイターの起用センスでファンの信頼を集めてきた。今回も“ルッソ監督不在”の心配は無用だろう。

バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー&サム・ウィルソン/ファルコンのスピンオフドラマは配信時期未定。ディズニーのストリーミング・サービス「Disney+」は2019年に米国を対象に開始される。

Source: Peter Sciretta

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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