『ブレット・トレイン』ジャッキー・チェンのアクションに影響あり ─「フィジカル・コメディがある」

伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』が、ブラッド・ピット主演、『ブレット・トレイン』としてハリウッド映画化される。『アトミック・ブロンド』(2017)『デッドプール2』(2018)などのデヴィッド・リーチが監督を務めているだけあって、スタイリッシュなアクションが堪能できそうだ。どうやら、アクションはジャッキー・チェンからの影響を受けているという。
『ブレット・トレイン』は、ブラッド・ピット演じる殺し屋が、とあるブリーフケースを新幹線で盗む任務に挑む。しかし、そこにはクセの強い殺し屋たちが勢揃いしており、主人公は不運にも予期せぬ戦いに巻き込まれていく。予告編からも垣間見られるが、先の読めないスリリリングなストーリーおよびに、キレキレかつコミカルなアクションが見どころとなりそうだ。
2022年7月29日に米国公開を控える本作のプロモーションのため、Empireのインタビューにデヴィッド・リーチ監督が登場。本作で展開されるアクションシーンでは、“痛み”を表現するだけでなく、“軽快さ”をもたらすことが重要だったとのこと。ジャッキー・チェンといえば、コミカルなパフォーマンスとスタントなしのアクションで圧倒的な爽快感と軽快さを演出する俳優。そんなアクション・マスターを参考したのだという。「フィジカル・コメディが少しだけ入っています。バトルはキャラクターを引き立てるもの。この超密閉された空間で楽しむためにここにいるのです」と、リーチ監督は説明している。
「『ブレット・トレイン』というタイトルを聞くと、ハードボイルド・アクションと思うかもしれませんが、実際はとにかく楽しいもので、高揚感のあるコメディタッチのアクション・スリラーなんです」と、あらためてそのトーンについて語り、観客の期待感を煽っている。
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キャストにはブラッド・ピットのほか、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ザジー・ビーツ、ローガン・ラーマン、マイケル・シャノン、アンドリュー・小路、歌手・ラッパーのバッド・バニーことベニート・A・マルティネス・オカシオ、福原かれん、真田広之らが参加。豪華俳優陣が勢揃いする『ブレット・トレイン』は、2022年に日本公開予定だ。
Source: Empire