【大胆仮説】その名を知ったら死ぬ!『バイバイマン』の正体は○○?

【注意】


この記事には、映画『バイバイマン』のネタバレが含まれています。

バイバイマン

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“その名”を知るだけでお前は死ぬ―。

日本では2017年7月8日より公開されたホラー映画『バイバイマン』。ある古い屋敷に引っ越した大学生3人が、ふとしたきっかけでその名前を知った者、口にした者に死をもたらすという“バイバイマン”を呼び起こしてしまう。果たして3人は、バイバイマンから逃れることができるのか……という物語だ。

しかし映画内で肝心の“バイバイマン”の正体は明かされない。今回、“結局バイバイマンは何だったのか”、こんな仮説を立ててみた。

「バイバイマンとは、薬物である。」

さて、なぜバイバイマン=薬物だと考えられるのか。その理由を説明していきたい。あくまで筆者の考察なので、「そんな考え方もあるかも?」と楽しんで頂ければ幸いだ。

理由1 : サーシャの体調不良

エリオットがバイバイマンを呼び起こした後、すぐにガールフレンドであるサーシャの具合が悪くなる。咳をして熱っぽく、風邪のような症状。目の下にはクマができ、顔色もどんどん悪くなっていく。この体調不良の原因はおそらくバイバイマンのせいだろうが、何の病気だったのかは明かされることがない。きっと初めて薬物を摂取したら、体もびっくりして体調も悪くなるのではないだろうか。

理由2 : これが見えるって言うよね…

もちろん薬物投与の経験は無いが、学校の“薬物に手を出してはいけません”という授業でこんなビデオを見たことがある。それは薬物中毒者は、体や部屋に虫がはびこっている幻覚が見えるというもの! バイバイマンを呼び出した翌朝、ジョンにはキムの髪に気味の悪い虫がついている幻覚が見えていた。これは薬物による症状の1つなのでは?

バイバイマン

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理由3 : ヤク中映画っぽい?映像描写

今作の序盤、エリオット達がバイバイマンを呼び起こした後、エリオットとサーシャの寝室で部屋が歪んでいるかのような描写があった。この歪みの映像描写は後々ずっと続くわけではなく、歪みによって何かが引き起こされるというわけではない。これは薬物を摂取した後、クラクラしているエリオットたちが見えている景色なのではないだろうか。

理由4 : 言っちゃいけない、考えてはいけないものって?

「言っちゃだめだ! 考えちゃだめだ!」。エリオットたちはバイバイマンの事を必死に口にしないようにするが、それでも頭の中にはその名前が浮かんできてしまう。考えまいと努めても頭に浮かんできてしまうもの。気にしないようにすればするほど気にしてしまうもの。薬物を一度始めたら、自らの力で断ち切る事はそうそう無理なはずだ。これはやめたくてももうやめられない、“中毒状態”に陥っている現れともとれる。

理由5 : 『トレインスポッティング』を考えると

劇中で何度も、謎の電車が挿入される。ジャンキーの若者達を描いた映画で最も有名な作品の一つに『トレインスポッティング』がある。この『トレインスポッティング』というタイトルだが、“廃線になった鉄道の操車場にヤク中の人々が集うようになり、スコットランド、エディンバラのジョークで彼らのことを「鉄オタ(トレインスポッティング)だ」と呼ぶようになった”というエピソードから由来しているのだ。『バイバイマン』で延々と電車が走り続けているのは、ひょっとしたら『トレインスポッティング』にオマージュを捧げているのではないだろうか。

バイバイマン

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理由6 : ちびっこはキマりません

映画のラストでひやっとした人は多いはず。エリオットの兄の娘、アリスがバイバイマンの名前が書かれたナイトテーブルに歩みよるからである。しかしアリスは「暗くて何も見えなかった」と言い、観客は胸をなでおろす。アリスは映画冒頭でバイバイマンが落としたであろうコインを手にとったが、結局テーブルに置き戻した。バイバイマンが単なる呪いと考えるとアリスも名前を知ってしまうことは有り得るが、薬物だと考えると小さな子供は自ら吸引できないであろうから、納得がいく。

理由7 : 何でもかんでもこれのせい!

幻覚が見え錯乱し、時間の感覚も無くなっていく……挙句の果てには殺人行為に及んでしまうエリオットたち。しかし彼らは「みんなバイバイマンのせいなんだ!」という台詞を口にする。バイバイマンは決して彼らに「殺せ」と命じているわけではない。幻覚を見せられてはいるものの、その名を口にした彼らの責任なのだ。薬物も精神を錯乱させ、恐ろしいことを脳内に浮かばせるかもしれないが、摂取した自分たちの責任である。バイバイマンと薬物の作用はかなり一致しているのである。

バイバイマン

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映画『バイバイマン』。その名前を口にする=薬物吸引と考えると、何だか合致がいくことが多いのではないだろうか。エリオットは最後バイバイマンを恐れず対峙しようとするが結局恋人を殺すことになってしまうのだから、“一度薬物に手を染めれば破滅”といった教訓映画とも思えてくる。
これは筆者の仮説にすぎないが、みなさんは“バイバイマン”の正体をどうお考えだろうか? 何にせよ、悪の概念というのは知らない方が幸せだ。

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About the author

フリーライター(1995生まれ/マグル)

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