新キャプテン・アメリカのウイングスーツ、ワカンダの耐衝撃テクノロジーでレッドハルクに対抗か

先進技術を誇るワカンダ国が、キャプテン・アメリカに特別な装備を提供していたようだ。映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』新映像にて示唆された。
サノス軍との先の決戦を率いたアベンジャーズのスティーブ・ロジャースはキャプテン・アメリカを退位し、ファルコンとして活動していたサム・ウィルソンにその座を引き継いだ。新たなキャプテン・アメリカはヴィブラニウム製盾のほか、高速飛行が可能となるウイングスーツも装備する。
このワカンダ製ウイングスーツには、同国が誇る特殊技術が採用されているようだ。ワカンダは自国ヒーロー・ブラックパンサーのスーツに、物理的な衝撃をエネルギーに変換して吸収し、衝撃波に反転放出させる技術を用いている。エネルギー放出時には、紫色の閃光が確認できることが特徴だ。
『ブレイブ・ニュー・ワールド』の新映像には、キャプテン・アメリカが上空から着地した後、数秒遅れて放射線状にソニックブームを放つ様子が含まれている。これまで公開されていた映像では無色の衝撃波だったが、新映像では紫色に輝いている様子を見ることができる。
また、キャプテン・アメリカが飛行しながらウイングを畳み込み、装甲状態となってミサイルを受ける場面でも、ウイング部分全体が紫色に発光しているように見える。
洗剤ブランドTideが公開していたCM映像でも、同様の光が確認されている。キャプテン・アメリカがレッドハルクに叩き飛ばされ、路上の車両に激突する瞬間に、ウイングスーツが紫色の光を帯びている。

新キャプテン・アメリカがレッドハルクと対決することが明らかになってから、超人血清も打たない生身の人間であるサム・ウィルソンが、どのようにして立ち向かうのかとの疑問の声があがっていた。ワカンダの技術があれば、レッドハルクの破壊的な攻撃に耐えられるばかりでなく、反撃に用いることもできそうだ。
ワカンダの故ティ・チャラ国王は前キャプテン・アメリカのスティーブ・ロジャースと同盟関係にあった。2018年のサノス軍の最初の侵攻の際にワカンダは、地上最終防衛地として領地や軍事力、兵力を提供した。

前キャプテン・アメリカと活動を共にしたバッキー・バーンズはワカンダの高度技術によって洗脳治療を施されており、特殊な義手も与えられた。以降バッキーはワカンダと接触を続けており、サムのための新しいウイングスーツの開発を依頼していた。

サムは過激派組織フラッグスマッシャーズがニューヨークでGRC(グローバル再定住評議会)の議会場を襲撃した際に新ウイングスーツと共に駆けつけたが(「ファルコン&ウィンターソルジャー」第6話)、ワカンダの耐衝撃テクノロジーの出番はなかった。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』では、ワカンダの叡智と、サム・ウィルソンの勇敢さが結合した新たなウイングスーツがついにその真価を発揮する。地上最強級の攻撃力を持つと見られるレッドハルクの怒りを鎮めることはできるのか。2025年2月14日、日米同時公開。
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