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『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』米公開10周年、新メイキング映像をルッソ兄弟が公開

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ディズニープラスで配信中 © 2024 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最高傑作」ともいまだささやかれる、映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が、2014年4月4日の米国公開から10周年を迎えた。これを記念して、アンソニー&ジョー・ルッソ監督が新たなメイキング映像と舞台裏写真を公開している。

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『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』はMCUの第9作目で、単独映画シリーズとしては『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)に次ぐ第2弾。現代社会に適応しようと努めていたキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)が、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.から突如命を狙われる。ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)、ファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)とともに、スティーブは水面下で進行する陰謀を追うが……。

70年代のポリティカル・スリラーに影響を受けた本作は、スーパーヒーロー映画の常識を打ち破る作風とストーリー展開、『ボーン』シリーズ以降というべきシャープなアクションなどで高い評価を獲得。アンソニー&ジョー・ルッソ監督は、本作の成功を受けて『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)から『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を手がけた。

米国公開10周年を迎えた今回、ルッソ兄弟は本作のワールドプレミアや舞台裏を捉えた映像・写真を投稿。キャプテン・アメリカのスタント映像や、アレクサンダー・ピアース役を演じたロバート・レッドフォードの撮影風景などが掲載されている。また、手持ちカメラで撮影されたアクションシーンについても当時のメモを再掲した。

「50mmと75mm(のレンズ)は、シャッター角度45度で最も効果を発揮します。75mmはナイフのキャッチなど極めて具体的な瞬間を捉えられ、キャラクターをクローズアップで追い、感情の高まりを強調できます。 ただし、手ブレのしない技術がより必要です。50mmは主力製品ながら、直感的で運動のエネルギーを感じられるアクションが可能になります。見やすいのは75mmよりも50mmです。シャッター角度45度で、75mmを超えるとまとまりを欠きます。二人の俳優を同じフレームに収める場合は40mmが最適です」

MCUの最盛期をスタートさせた一本とも言える『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は、今もなお多くの映画ファン・コミックファンに愛される作品。主演のクリス・エヴァンスも、マーベル映画で最も好きな映画として本作を挙げている。日本公開は2014年4月19日だった。

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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