ニコラス・ケイジ、『フェイス/オフ』ジョン・ウー監督と再タッグ ─ 新作映画でマフィアのボス役

名優ニコラス・ケイジと香港アクションの巨匠ジョン・ウーが、犯罪伝記映画『Gambino(原題)』にて『フェイス/オフ』(1997)『ウインドトーカーズ』(2002)に次ぐ再タッグを果たすことが分かった。米Varietyなどが報じている。
『Gambino』はニューヨークの五大ファミリーとしても知られるイタリア系マフィア「ガンビーノファミリー」のボス、カルロ・ガンビーノを描く物語。イタリア・シチリアにルーツを持つ肉屋の息子であるガンビーノ(ニコラス・ケイジ)は、静かな威厳でニューヨークのアンダーワールドを支配していた。ガンビーノの死が街に衝撃をもたらした時、ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストのジミー・ブレスリンは、伝説の背後に潜む男の実像を暴くため、彼が遺した痕跡をたどってゆく。
ガンビーノを愛した者たちと、恐れた者たちの声を通じて、ブレスリンは彼の冷酷さを覆い隠していた平静さを剥ぎ取る。そして、この異邦人が、いかにして権力と忠誠、そしてアメリカン・ドリームを再定義するまでに登り詰めたかを明らかにしていく……。
監督はジョン・ウー、脚本は『バッドボーイズ』(1995)のジョージ・ギャロと『グリーンブック』(2018)のニック・ヴァレロンガ。ケイジはギャロ、ヴァレロンガとともにプロデュースも兼任する。なお、本作はアメリカン・フィルム・マーケット(2025年11月11日~16日)にてWMEインディペンデントが権利の販売を開始する。
ケイジとウーが初めてコラボレーションした『フェイス/オフ』といえば、『男たちの挽歌』シリーズなどで評価を博したウーがアメリカに進出、出世作となった一作。ケイジも『ザ・ロック』(1995)『コン・エアー』(1997)に続く同作でアクション俳優としてのキャリアを確固たるものとした。ジョン・トラボルタとの秀逸な演技合戦や、二丁拳銃や白い鳩などウー作品には欠かせない見どころも満載で、今も根強い人気を誇っている。
出資するNextG Filmsのエドワード・ゼンが、「私たちは共に、観客を何度も劇場へ呼び戻すような壮大な映画体験を提供することを目指しています」とコメントするように、ケイジとウーのチームアップは多くの映画ファンを大きく熱狂させるものとなるはず。最近も『マッシブ・タレント』や『ドリーム・シナリオ』など、唯一無二の存在感を増すケイジが演じるマフィア像はとてつもないキャラクターとなりそうだ。
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