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『キャンディマン』米予告編、鏡の前でその名を5回唱えてはいけない ─ 『ゲット・アウト』ジョーダン・ピール製作、カルトホラーを再映画化

https://youtu.be/tlwzuZ9kOQU

鏡の前でその名を5回唱えると出現する謎の殺人鬼をめぐる都市伝説ホラー『キャンディマン(原題:Candyman)』より、初の予告編映像が米公開となった。

本作は1992年(日本公開1993年)に公開されたカルトホラー映画のリメイク企画で、『ゲット・アウト』(2017)『アス』(2019)で高評価を得た新時代スリラーの担い手ジョーダン・ピールが製作を務める。

「キャンディマン。鏡に向かってその名前を5回言うと、鏡の中にそいつが現れて殺されるって都市伝説だ」と映像の冒頭で語っているのは、『アクアマン』(2018)ブラックマンタ役で知られるヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世が演じるアーティストのアンソニー・マッコイ。続くトイレのシーンでは、5人の若い女性が並んで禁断の都市伝説を試している。その後、彼女らの身に降りかかる恐ろしい惨劇とは……。

アンソニーが「なんだか馴染みがあるような気がする」と訪れるカブリーニ=グリーンとは、米シカゴに実在した黒人居住区のこと。アンソニーは、そこでキャンディマン伝説にまつわるアート作品を続々と創り上げる。「キャンディマン物語の全てを広めたい」「鏡が彼を呼び起こすんだ」「彼の名を言ってみなよ」……、どうやらアンソニーは、キャンディマン伝説に取り憑かれてしまったようだ。

キャンディマンは右腕の鉤爪と、ビッシリと蠢くミツバチの群れで犠牲者を襲う恐ろしい殺人鬼。今回のキャンディマンは、鏡の向こう、ガラスの向こうといった「反射」の世界の中で現れるらしい。こちら側の世界では実体が見えないのに、画面奥のガラスの反射に影を見せる謎の男に引きずられる、人知を超えた恐怖が描かれている。

「あいつには目的がある。恐ろしい伝説の犠牲者にするつもりなのよ」「あいつに見つかってしまったらしい」……、次第に狂気に蝕まれていく映像に、ついにキャンディマンの声がこだまする。「我が犠牲となるが良い……」果たして、キャンディマンの正体とは。

なお、この初予告編映像に先駆けては、Twitterで「#Candyman」と5回唱え、映画の米公式アカウントにリプライすると特報映像が返信されるというキャンペーンも話題に。このツイートを行っておくと、この度の本予告編映像も追加で届けられる仕組みになっていた。

主演は、マーベルドラマ「ワンダヴィジョン(原題:WandaVision)」でモニカ・ランボーも演じるセヨナ・パリス。オリジナル版でキャンディマンを演じたトニー・トッドも姿を見せる見込みで、ほかヴァネッサ・ウィリアムスも再登場すると伝えられている。

『キャンディマン(原題)』は2020年6月12日米公開予定。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。