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カンヌ国際映画祭、新たな形式での開催を検討へ ─ 再び延期決定、従来の形式では年内開催困難か

カンヌ国際映画祭
Photo by plb06 https://www.flickr.com/photos/plb75/47839716931/

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、2020年のカンヌ国際映画祭が、従来と異なる形式で開催される方針であることがわかった。映画祭の主催者側が公式に発表している。

当初、第73回カンヌ国際映画祭は2020年5月12~23日に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、3月下旬には延期が決定し、6月末~7月上旬の開催が検討されていた。しかし4月13日にマクロン大統領は、7月中旬までは大型イベントの開催を認めないと発表。これを受けて、主催者側は「6月末~7月上旬での開催実現は不可能となりました。年内に従来の形式で開催することさえ極めて困難な状況です」と現在の状況を報告している。

開催延期どころか中止が危ぶまれる中、主催者側は「我々は、世界中の専門家と開催に向けて様々な議論を行い、映画業界において必要不可欠なイベントであるカンヌ国際映画祭を何らかの形で実現するため、打開策を模索していくことに賛同して頂きました」と伝えている。同じく開催中止が発表されたSXSW映画祭アヌシー国際アニメーション映画祭は、一部作品をオンライン上で展開していくことを発表。カンヌ国際映画祭も同じ方向に舵を切る可能性はあるが、ディレクターのティエリー・フレモー氏は米Varietyのインタビューにて、以前、バーチャル映画祭について「うまくいかない」と語っており、実現性は低いと思われる。

なお、秋にはトロント国際映画祭やヴェネツィア国際映画祭などが控えている。やはり、カンヌ国際映画祭を2020年内に開催することは現実的ではないということか。さらなる発表が待たれるところだ。

まさか……

Source: Variety

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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