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カンヌ国際映画祭の延期が決定、6月末~7月上旬の開催検討 ─ 新型コロナウイルスの影響で

カンヌ国際映画祭
Photo by plb06 https://www.flickr.com/photos/plb75/47839716931/

世界三大映画祭のひとつ、カンヌ国際映画祭が、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で延期されることがわかった。映画祭の主催者側が公式に発表した。

当初、カンヌ国際映画祭は2020年5月12~23日に開催される予定だったが、新型ウイルスの世界的な感染拡大、および各国の対応を受けて「予定通りの開催は不可能」と判断された。4月16日に実施される予定だった記者会見も延期されている。主催者側は開催をめざして複数の可能性を模索しており、現時点では、6月末~7月上旬の開催が有力候補とのこと。今後はフランス国内や世界各国の状況を鑑みつつ、フランス政府や関係各所との協議を経て、実施に関する決定が下される見込みだ。

Varietyによれば、カンヌ国際映画祭の併設マーケット「カンヌ・マルシェ・ドゥ・フィルム(The Cannes Marché du Film)」の開催も延期される。映画祭の延期が発表される直前、新型コロナウイルスの影響に伴い、マルシェ・ドゥ・フィルムがオンライン上でのみ開催される可能性も伝えられていたが、あくまでオンライン版は会場への参加が難しい業界関係者に向けられたサービスだということだ。

カンヌ国際映画祭の開催が延期されるのは、1946年の開始以来はじめてのこと。1968年にはジャン・リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーらが学生運動を支持して映画祭の中止を呼びかけ、審査員もこれに賛同したことから開幕後に映画祭が中止となっているが、開幕そのものが繰り延べとなるのは映画祭史上初となる。

2020年3月19日、フランス国内では新型コロナウイルスの感染者が1万人を超え、政府は17日から国民の外出制限を実施中。食料品や必需品の購入や、在宅勤務が不可能な仕事を除いては外出ができない状況で、違反すると罰金が科せられるという。なおVarietyは、フランス国内の状況をはじめ、アメリカやヨーロッパ諸国の動きを鑑みたうえで、映画祭側が検討している6月末~7月上旬への延期は、いまだ「リスクの高い賭け」だとみている。

Sources: FESTIVAL DE CANNES, Variety, NHK

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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