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トム・ハーディ主演のアル・カポネ伝記映画、配信で大ヒット ─ 10日間で売上2億円を突破

トム・ハーディ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/42774766265/

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)『ヴェノム』(2018)のトム・ハーディ主演、伝説的ギャングのアル・カポネを描く伝記映画『カポネ(原題: Capone)』が、配信にて驚異的なヒットを記録していることがわかった。米Deadlineが報じている。

『クロニクル』(2011)やリブート版『ファンタスティック・フォー』(2015)のジョシュ・トランクが監督・脚本を務める本作は、2020年5月12日に米国でストリーミング配信が開始された。現地時間の5月21日、配給会社側は、配信開始から10日間の売上が250万ドル(約2億1千万円)を突破したことを発表。この記録は、ポン・ジュノ監督『スノーピアサー』(2013)の配信総額である約645万ドル(約7億円 ※2ヶ月間)の40%にあたる。配信と同時に劇場でも公開された同作は、最終的に米国内の興行収入・配信売上の総額が1,100万ドル(約12億円)に達した。

このような結果を受けて、配給会社Vertical Entertainmentは以下の声明を発表した。

「多くの方々が『カポネ』に関心や興味を持っていただき、非常に感動しております。当初予定していたように劇場で初公開できれば幸いでしたが、それでも配信での公開が成功したことに喜びを隠せません。これまで熱心に努めていただいた全ての関係者に感謝を申し上げます。先の見えない時代ですが、今後、より一層多くの方々に『カポネ』をご覧いただければと存じます。」

ちなみに、『カポネ』は米国での劇場公開も計画されているとのこと。時期については、新型コロナウイルスの影響で営業停止状態にある劇場の再開が見込まれる2020年夏ごろと報じたメディアもあれば、ジョシュ監督は「うまくいけば年内」と伝えている。

本作の主人公は、禁酒法時代を逆手に密造酒を販売し、巨額の富を獲得した暗黒街の帝王アル・カポネ。1931年に脱税罪で投獄された後、認知症で精神を蝕まれ、暴力的な過去の記憶と現在が交錯する、晩年のカポネの様子を描いた物語だ。出演はトム・ハーディのほか、妻メアリー役に『グリーンブック』(2018)のリンダ・カーデリーニ、親友ジョニー役に『ハウス・ジャック・ビルト』(2018)のマット・ディロン。「ツイン・ピークス」シリーズのカイル・マクラクランが主治医カーロック役を務める。

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Source: Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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