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マーベル映画、成功の秘訣 ─ アカデミー女優「すごく驚いた」と明かすポイント

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世界中で成功を続けるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU、『アベンジャーズ』を始めとするマーベルの映画シリーズ)は、2008年の『アイアンマン』から始まり、現時点の最新作『スパイダーマン:ホームカミング』に至るまで既に全16作。全世界興行収入は述べ49億5千万ドル越えという途方もない収益を積み上げている(Boxoffice)。

成功の理由はいくつも分析ができるが、そのひとつに「繊細に練られたキャラクターと世界観設定」が評価されたという点が挙げられるだろう。2019年公開予定の『キャプテン・マーベル』で主演を務める女優ブリー・ラーソンは、マーベルと仕事を共にした好印象を次のように評している。

「マーベルに対してすごく驚いたことがあります。それは、(マーベルは)あんなに大企業なのに、ストーリーはとてもキャラクター主体で、そのキャラクターたちの冒険に細心の注意を払っていること。そして、マーベル映画が私たちの実生活の中でとても現実的なもののメタファーであることを理解している点です。彼らは話し合いをたくさん重ねていて、私に対してもすごくオープン。超協力的なんです。」

スーパーヒーローたちの活躍を描くマーベル作品の要となるのは、あくまでもマスクの下にある人間たちの素顔。これは、マーベル関係者らが度々口にしているモットーだ。『ルーム』(2015)でアカデミー主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンは、この点を評価している。惑星を跨いだ壮大なスケールに発展する物語においても、常にキャラクターたちの実に人間臭い葛藤やドラマに基盤を置いて離れない。ブリーは、巨大なマーベル世界に身を置く仕事ながらも居心地の良さも感じられているようで、「他の仕事と同じように感じられて、すごく素晴らしい」と満足している。

ブリーが登場した本インタビューは、自身の最新作『ザ・グラス・キャッスル(原題:The Glass Castle)』のプロモーションのため。崩壊した家庭の物語が描かれる本作でブリーは『ショート・ターム』(2013)のデスティン・ダニエル・クレットン監督と再タッグを組む。2017年8月11日に全米公開、順次世界22カ国で公開予定。日本公開は未定。

『キャプテン・マーベル』は2019年3月8日全米公開予定。2008年公開の『アイアンマン』第一作目以前の世界が舞台になるとされる。この度のぶりマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギによれば、2018年2月より撮影を開始するとのことだ。

Source:https://twitter.com/THR/status/906916629052776448
http://www.boxofficemojo.com/franchises/chart/?view=main&id=avengers.htm&sort=date&order=ASC&p=.htm|
http://www.imdb.com/title/tt2378507/releaseinfo?ref_=tt_ov_inf
http://www.cinemablend.com/news/1658959/when-captain-marvel-will-start-shooting-according-to-kevin-feige

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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