2019年マーベル映画『キャプテン・マーベル』は『アイアンマン』以前の物語に ― 異星人登場、コンセプトアートも公開!

2017年7月22日(現地時間)、米国「サンディエゴ・コミコン2017」にて、2019年公開のマーベル・シネマティック・ユニバース作品『キャプテン・マーベル(原題:Captain Marvel)』についての新たな情報が告知された。

昨年(2016年)のサンディエゴ・コミコンにてブリー・ラーソンが主演を務めることが正式に告知されてから1年、今回明らかになった情報は衝撃的な内容だ。なぜなら『キャプテン・マーベル』のストーリーは1990年代、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が片目を失う以前が舞台だというのである。
マーベル・スタジオによるパネル・イベントでは、本作のコンセプトアートも公開されている。以下はUSA Todayの記者、ブライアン・トゥルイット氏がTwitterに投稿した写真だ。

なおマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によると、『キャプテン・マーベル』にはマーベル・コミックのヴィランである異星人スクラルが初登場するという。スクラルは別人に変身する能力をもった異星人で、2008年にコミックで展開されたクロスオーバー・ストーリー『シークレット・インベージョン』ではヒーローに姿を変えて暗躍した強敵だ。

『キャプテン・マーベル』がユニバースの常識をひっくり返す?

今回明らかになった情報は、これまで展開してきたマーベル・シネマティック・ユニバースの常識を根底から覆す可能性を秘めている……といえば言い過ぎだろうか。

まず『キャプテン・マーベル』が1990年代を舞台にするということは、時系列的には『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)以降、そして『アイアンマン』(2008)以前の物語だということになる。まだキャップが眠っており、トニー・スタークもアイアンマンになっていない時代だ。
そしてキャプテン・マーベルとは、ケヴィン・ファイギ社長をもって「我々の作品にこれまで登場しなかったレベルのパワーを持っている」と言わしめるように、空も飛べばビームも撃ち、人ならざる怪力を発揮する、一言でいえば「強すぎる」ヒーローである。それゆえに『キャプテン・マーベル』の映画化が判明した際には、“ユニバースにおけるパワーバランスやリアリティは大丈夫なの?”と心配されたのだ。
しかしそのオリジン・ストーリーが1990年代を舞台にするということは、要するにキャプテン・マーベルはずっと「どこかにいた」のである。ニューヨークにチタウリ軍団が攻めてくるのをアベンジャーズが必死で撃退し、ソコヴィアが宙に浮き落下するのをアベンジャーズが阻止し、あげくアベンジャーズが仲間割れしている間も「ずっとどこかにいた」のだ。
比べ物にならないレベルの力の持ち主は、私たちが観ているマーベル・シネマティック・ユニバースの中にすでに存在する。そしてニック・フューリーは、その事実を「ずっと知っていた」ということだ。

さらに問題は、『キャプテン・マーベル』で初登場する異星人スクラルが映画の中で全員撃退されるのかどうか、という点だ。一人残らず地球を去るのならいいが、もし誰か一人でも残っていれば、すでに登場しているキャラクターの中にスクラルが紛れ込んでいる可能性がある……。

なおブリー・ラーソン演じるキャプテン・マーベルは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年4月27日公開)で初登場するとも、単独映画『キャプテン・マーベル』で初登場して『アベンジャーズ』第4作に登場するともいわれている。真相は『インフィニティ・ウォー』を観るまでわからないだろうが、帝王サノスの襲撃が、キャプテン・マーベルが現代に登場するきっかけになる可能性は高そうだ。それにしてもなぜキャプテン・マーベルは姿を見せないのか、そしてどこにいるのだろうか?

映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月8日に全米公開予定
ニック・フューリーが片目を失った理由が描かれるのかどうかは不明だが、もし『パルプ・フィクション』(1994)や『ダイ・ハード3』(1995)当時のサミュエル・L・ジャクソンが復活するとしたら……映画ファンとしてはそれだけで涙ものの作品になりそうだ。

Sources: http://variety.com/2017/film/news/captain-marvel-brie-larson-90s-prequel-1202503813/
http://screenrant.com/captain-marvel-movie-nick-fury-eyes/
http://comicbook.com/2017/07/23/nick-fury-confirmed-for-captain-marvel/

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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