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『囚われた国家』レジスタンスに迫るクリーチャー「ハンター」登場 ─『プレデター』「ウォーキング・デッド」の特殊効果スタジオが手がける

囚われた国家
© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

エイリアンに支配された近未来のアメリカを舞台に、レジスタンスたちの戦いを描くSFサスペンス『囚われた国家』が2020年4月3日(金)に公開された。このたび、『プレデター』シリーズでSFXを担当、「ウォーキング・デッド」(2009-)などでリアルかつグロテスクな特殊効果を手がけた特殊メイクの名手、グレッグ・ニコテロ&ハワード・バーガー率いる「KNB EFX」による渾身のクリーチャーを捉えた場面写真が到着した。

地球外生命体の侵略から9年後、2027年のシカゴ。政府は“統治者”と呼ばれるエイリアンの管理下に置かれていた。犯罪抑止という名のもと、全市民の身体にはGPSが埋め込まれ、ルールを犯した者は地球外に追放される。貧富の差はかつてないほど拡大し、街は荒廃。自由を取り戻すべく結成されたレジスタンス・グループは、“統治者”による団結集会への爆弾テロを計画し……。

囚われた国家
© 2018 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

本作には“脅威と支配の象徴”として2種類のエイリアンが登場するが、そのうちの1種が「ハンター(Hunter)」と呼ばれる武装集団。人間とはかけ離れた歪な形状のヒューマノイドだが、デザインを手掛けたのがKNB EFXなのだ。「未来の軍隊のようなイメージ」と彼らが語る造形は、エイリアンを威圧的に見せるため、戦闘でダメージを受けた軍服やゲリラの破れたユニフォームをベースに、ハンターが“記念品”として手に入れた道路標識、高電圧インジケーター、ガスマスク、中東のターバンのようなアイテムが見てとれる。重層構造のメタリック・ヘルメット、ヒューマノイドであることを思わせる呼吸装置、小さなレンズの眼球も……。

KNB EFXはスタジオの発足から約30年間、900本もの作品で特殊メイクやアニマトロニクス、クリーチャー・エフェクトを手がけてきた。ところで、もう1種類のエイリアンはやけにグロテスクなのだが……その理由は、ルパート・ワイアット監督のインタビューでお確かめいただきたい。

THE RIVERによる監督インタビューはコチラ

製作・監督・脚本は、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)の鬼才ルパート・ワイアット。『アルジェの戦い』(1966)『影の軍隊』(1969)を手本に、複雑なテロ計画の連絡・準備・決行のプロセスを緻密かつ緊張感たっぷりに描き上げた。

出演者には、“統治者”に忠誠を誓うシカゴ警察特捜司令官マリガン役を『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)や『モンスターズ・インク』サリー役のジョン・グッドマン。行方不明となったレジスタンスのリーダーであるラファエル役を『荒野の誓い』(2018)のジョナサン・メジャース。その弟であるガブリエル役を『ムーンライト』(2016)アシュトン・サンダース。そして娼館の女主人ジェーン役を『死霊館』シリーズのヴェラ・ファーミガが演じる。豪華アンサンブルによる群像劇であるところも本作のポイントだ。

映画『囚われた国家』は2020年4月3日(金)よりイオンシネマほか全国公開中

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THE RIVER編集部THE RIVER

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