ドラマ「エージェント・カーター」脚本家、実現しなかった第3シーズンの構想を明かす

マーベル・シネマティック・ユニバースには、残念ながら不遇な扱いに終わってしまった作品がある。映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)のヒロインであるペギー・カーターを主人公に据えたドラマシリーズ「エージェント・カーター」(2015-2016)もそのひとつだ。米ABC局が製作・放送していた同シリーズは、視聴者や批評家から高く評価されながらも、視聴率がふるわなかったために第2シーズンで打ち切られてしまった。

ファンからの再開を求める声や、マーベルの内部からも再開を望むコメントが聞かれるものの、「エージェント・カーター」が復活する見込みは今のところない。脚本・製作総指揮を務めていたホセ・モリーナ氏は、英Den of Geek誌にて、いまだ実現していない第3シーズンの構想を明かしている。

注意

この記事には、ドラマ「エージェント・カーター」シーズン2のネタバレが含まれています。

ヘイリー・アトウェル

主演ヘイリー・アトウェル Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19549755360/

「エージェント・カーター」第3シーズンの構想は

「エージェント・カーター」第2シーズンの最終話では、ペギーの所属する戦略科学予備軍(SSR)のエージェント、ジャック・トンプソンが何者かに銃撃されるという事件が起きる。第3シーズンではこの展開を受け、舞台をロンドンに移して物語が展開する予定だったそうだ。ホセ氏は言葉少なくも、当時の構想をこう述べている。

「記憶が正しければ、ジャック・トンプソンへの暗殺未遂について調査するところから(物語を)始める予定でした。そうなることを望んでいましたし――そうなることが前提だったんですよ――その後、物語の舞台はロンドンに移って、死んだペギーの兄マイケルが生きていたこと、元気でいることがわかる。それどころか彼は、ある極悪非道な陰謀に関わっているんです。」

ペギーの兄マイケルは第2次世界大戦中に死亡したという設定。しかし「エージェント・カーター」第3シーズンでは、その兄がペギーの前に再び姿を現す予定だったのである。それ、見たかった……!

 

ペギー・カーター役でシリーズの主演を務めていたヘイリー・アトウェルは、いまや「エージェント・カーター」をそのまま復活させることには消極的な意思を示している。それでもあの世界観をもう一度見たいというファンは多いはずだが、製作総指揮を務めたホセ氏は現状をどう捉えているのだろうか。今回のインタビューでは、まだ再開を諦めていないことが示唆されている。

「(もし再開する場合)クリエイティブ・チームはみんな戻ってくると思います。出演者や脚本家たち、みんながね。問題は、とにかく番組に興味を持ってくれる放送局を見つけることでしょう。ABCで放送された際の視聴率が、(新しい)放送局を見つけるのを難しくしているように思いますね。Netflixに拾ってほしいと思ってるんですが、あそこの番組は世界観を完全に共有しているし、時系列も違うし、ダークな傾向がある。「エージェント・カーター」は、ダークだったり怖かったりはしませんから。」

ドラマ「エージェント・カーター」第1シーズン&第2シーズンのブルーレイ&DVDは現在発売中。

Source: DOG
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore

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THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくお伝えしたいと思っています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp へ。

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