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『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』監督、『IT/イット』から降板した理由明かす ─「『シャイニング』のようにしたかった」

キャリー・フクナガ
Photo by Dick Thomas Johnson https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Cary_Joji_Fukunaga_%22Beast_Of_No_Nation%22_at_Opening_Ceremony_of_the_28th_Tokyo_International_Film_Festival_(21806112494).jpg

「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」(2014)『ビースト・オブ・ノー・ネーション』(2015)をはじめ、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)では監督・脚本を務めている鬼才、キャリー・フクナガ。キャリアを着実に重ねている監督だが、過去には降板していた“最凶の映画”があったのだ。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)である。

スティーヴン・キング原作、静かな田舎町で相次ぐ児童失踪事件の恐怖に立ち向かう少年少女たちを描いた本作は、2009年頃に企画が始動。フクナガは、2012年に監督・共同脚本として参加することが発表されていたが、2015年に降板したことが伝えられた。この時点で脚本はすでに書き終えられていたようだが、それにもかかわらず一体なぜ降板することになってしまったのか。

The Hollywood Reporterのインタビューにてフクナガは本作から降板に至った経緯について、“スタジオ側との創造上の違い”があったと説明している。「『シャイニング』のようにドラマとホラーを織り交ぜた作品にしたかったのですが、スタジオ側としては、『アナベル』のような作品にしたかったみたいです」。『シャイニング』は、氷雪に閉ざされたホテルで、小説家志望の男が次第に邪悪な意思に飲みこまれ、正気を失っていく姿を描いた作品。一方で、『死霊館』シリーズのスピンオフである『アナベル』シリーズは、呪われた人形の恐怖を描く物語だ。

どちらもジャンルはホラーだが、フクナガいわくスタジオ側は、『アナベル』のような“ピュアなホラー映画”を求めていたのだという。2015年のインタビューでフクナガは、「型破りなホラーにしようとしていた」「ペニーワイズをただのピエロにはしたくなかった」とも説明していた。何にせよ、スタジオ側との間で作品の方向性に折り合いがつかなかったということだろう。もっとも、フクナガは本作から完全に離脱したわけではなく、脚本家としてはそのままクレジットされており、プロデューサーのロイ・リー&ダン・リンとの関係は現在も続いているとのことだ。

Source: The Hollywood Reporter , Collider , Variety

Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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