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ミュージカル『キャッツ』映画版、米予告編が公開 ─ テイラー・スウィフト、ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバら集結、『レ・ミゼラブル』監督最新作

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名作ブロードウェイ・ミュージカルを映画化する『キャッツ(邦題未定、原題:Cats)』の米国版予告編が公開された。人間が猫の扮装で歌い踊る舞台版を踏襲し、本作は最先端のモーションキャプチャーによって人間を“猫化”。百聞は一見に如かず、まずはご覧いただきたい。

T・S・エリオットの詩集を基に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが手がけたミュージカル版『キャッツ』を映画化する本作は、家を持たない猫たち「ジェリクルキャッツ」の一夜を描く。彼らは自分たちの中から、新たな生を与えるべく、“天上の世界(Heaviside Layer)”へ送る猫を選ばなければならないのだ。

ストーリーそのものより、むしろミュージカルとしての鑑賞体験こそが最大の魅力といえる『キャッツ』の映画化とあって、本作には映画・音楽・舞台から業界屈指のクリエイター&パフォーマーが集結。名曲「メモリー」を歌うグリザベラ役に『ドリームガールズ』(2006)のジェニファー・ハドソン、太っちょ猫のバストファー・ジョーンズ役で俳優&コメディアンのジェームズ・コーデン、おばさん猫のジェニエニドッツ役に『ピッチ・パーフェスト』シリーズのレベル・ウィルソン。悪役の“犯罪王”マキャヴィティ役は『マイティ・ソー』シリーズや『パシフィック・リム』(2013)のイドリス・エルバが演じる。

映画・舞台で長年にわたり活躍するベテラン俳優からは、長老オールド・デュトロノミー役で『007』シリーズのM役ほか多数の映画賞に輝くジュディ・デンチ、劇場猫ガス役で『ロード・オブ・ザ・リング』『X-MEN』シリーズのイアン・マッケランが起用された。

さらに音楽界から、セクシーな猫ボンバルリーナ役でテイラー・スウィフト、わがままなプレイボーイのラム・タム・タガー役でジェイソン・デルーロが参戦。ダンスの天才・白猫ヴィクトリア役として、英国ロイヤル・バレエ団のトップダンサーであるフランチェスカ・ヘイワードが映画初出演を果たす。

バレエからヒップホップ、コンテンポラリーダンス、ジャズ、ストリート、タップと領域を越境した振付を手がけるのは、ミュージカル『キャッツ』のリバイバル版を手がけたアンディ・ブランケンベラー。4度のトニー賞に輝き、現在ブロードウェイで最も人気のミュージカル『ハミルトン(Hamilton)』でも振付を担当している。監督は『レ・ミゼラブル』(2012)や『英国王のスピーチ』(2010)のトム・フーパー。脚本は『リトル・ダンサー』(2000)や『戦火の馬』(2011)のリー・ホールが執筆した。

なお予告編の公開に先がけては、豪華キャスト&スタッフがリハーサルに臨む様子をとらえたメイキング映像も米国にて公開されている。どんな映画体験を味わわせてくれるのか、楽しみに待つことにしよう。

映画『キャッツ(邦題未定、原題:Cats)』は2019年12月20日に米国公開予定

Sources: Variety, Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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