ヘンリー・カヴィル、MCU参戦に意欲 ─ 英国ヒーロー「キャプテン・ブリテン」を演じたい

『マン・オブ・スティール』(2013)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)などでスーパーマンを演じてきたヘンリー・カヴィルが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)への参戦に意欲を示している。すでに演じたいヒーローもいるようで……。
ヘンリー・カヴィルといえば、マン・オブ・スティールことスーパーマン/クラーク・ケント役でおなじみ。2017年の『ジャスティス・リーグ』を最後に(厳密には『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』)、スーパーマン役を演じていないカヴィルは、たびたび同役再演の希望を伝えてきた。このたびの米The Hollywood Reporterとの取材でも、カヴィルは「僕が演じるスーパーマンのストーリーはまだ伝えるべきことがたくさんあります。もし機会があれば、絶対にやりたいです」と意思を変えていないようだ。
その一方でカヴィルは、DCコミックスと共にアメコミ2大巨塔の地位にあるマーベル・コミック作品への参加にも興味がある模様。「もしも演じるなら、どのキャラクター?」という質問に対して、カヴィルはこう答えている。
「すでに他の人が演じているキャラクターとは言いません。皆さんそれぞれが最高のお仕事をされていますから。でも、インターネット上で、キャプテン・ブリテンについてのいろいろな噂を見かけたんです。彼なら、楽しいことがたくさんありそうですね。キャプテン・アメリカが現代風になったのと同じように、キャプテン・ブリテンもクールで現代風になるなんていうような。楽しそうですし、僕はイギリス人を演じるのが本当に好きなんです。」
カヴィルが挙げたキャプテン・ブリテンは、本名をブライアン・ブラドックとする英国ヒーロー。キャプテン・アメリカを彷彿とさせるようなネーミングだが、出自は全く異なる。キャプテン・ブリテンのMCU参戦については、2017年にマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が水面下で検討が進んでいること、多くの俳優候補がいることを明かしていた。以降の進捗は定かでないが、マーベル・スタジオには未発表のものを含め計31のMCU作品が進められていることが2021年9月に判明しており、このラインナップにキャプテン・ブリテンが待機していることも十分考えられる。
ちなみに、キャプテン・ブリテン役をめぐっては、カヴィルと『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)で共演したサイモン・ペッグも狙っていた。スタイルこそ違えど、カヴィルと肩を並べる人気俳優だ。キャプテン・アメリカをクリス・エヴァンスが演じたこともあり、キャプテン・ブリテンにも同様のビジュアルが期待されていそうだが、果たしてスタジオ側はどのような路線でMCUに登場させるのか。心待ちにしておこう。
Source: THR