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Netflixドラマ版「カウボーイビバップ」早くもシーズン2の脚本執筆中 ─ 2019年秋から撮影中断、水面下で作業継続

ジョン・チョー
Photo by NASA/Aubrey Gemignani https://commons.wikimedia.org/wiki/File:NASA_Celebrates_60th_Anniversary_with_National_Symphony_Orchestra_(NHQ201806010003).jpg

Netflix製作、日本の人気SFアニメ「カウボーイビバップ」実写ドラマ版について、製作陣が早くもシーズン2の作業に入っていることがわかった。米Observerが伝えている。

1998~1999年に放送された「カウボーイビバップ」は、2071年の太陽系を舞台に、宇宙船ビバップ号で旅する賞金稼ぎ(カウボーイ)たちの活躍を描いたSFアニメ。ドラマ版は全10話構成で、撮影は2019年10月時点で開始されていたが、主演のジョン・チョーが撮影中に負傷し、7~9ヶ月間の中断が決まっていた。その後、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けてNetflixは全企画の撮影を見合わせており、撮影再開の見通しは立たない状況だ。

しかし製作総指揮のひとり、『ヴェノム』(2018)脚本家のジェフ・ピンクナーによれば、すでに製作チームはシーズン2の脚本作業を進行しているとのこと。同じく製作総指揮には、『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)脚本家のジョシュ・アッペルバウム&アンドレ・ネメック、ジェフとともに『ヴェノム』を執筆したスコット・ローゼンバウムが名を連ねており、彼らは撮影の中断後も、水面下で作業を継続していたようだ。

ジェフによると、ドラマは原作アニメに敬意を払い、物語をより深めながら、実写作品として立体化させる方針とのこと。このたび、改めて製作への意気込みを語っている。

「伝説的なアニメに息を吹き込む機会にとても興奮しています。ニュージーランドに作り上げた(『カウボーイビバップ』の)世界に、なるべく早く戻れることが楽しみです。[中略]アニメファンのみなさんに喜んでいただくだけでなく、新しい方々にも『カウボーイビバップ』の世界に、菅野よう子さん(アニメ版音楽担当)の素晴らしいお仕事に触れていただきたいと思います。」

現時点で、ドラマ版の作曲家は正式に発表されていない。しかしジェフの発言から察するに、アニメの音楽がドラマにも使用されるなどの可能性はありそうだ。今後のアナウンスに注目したい。

ドラマ版「カウボーイビバップ」は、同じくNetflix製作のドラマ版「ONE PIECE」も手がける米Tomorrow Studiosが手がける。出演者は主人公スパイク役にジョン・チョー、相棒のジェット・ブラック役にムスタファ・シャキール、イカサマ師フェイ・ヴァレンタイン役にダニエラ・ピネダ、殺し屋ビシャス役にアレックス・ハッセル。第1話の脚本は『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)クリス・ヨストが執筆した。なお、アニメ版を製作したサンライズ社も参加し、“生みの親”である渡辺信一郎監督が監修を務める。

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Source: Observer

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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