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トム・ホランド主演『チェリー』新写真が米公開 ─ 薬物依存の帰還兵役でイメージ一新、『アベンジャーズ』ルッソ監督が編集作業中

https://www.instagram.com/p/B9UjKzrlv_n/

スパイダーマン役でおなじみトム・ホランド主演、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督による最新作『チェリー(原題:Cherry)』より、劇中のトムを捉えた新たな写真が公開された。ルッソ兄弟はInstagramにて、編集作業が進められていることを報告している。

 
 
 
 
 
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#Cherry Edit…

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イラク戦争の英雄となった平凡な男は、なぜアメリカに帰国したのち、銀行強盗になったのか。著者ニコ・ウォーカー自身の実話に基づく同名犯罪小説(文藝春秋刊)を映画化する本作は、イラクの戦場でPTSDを患った男が、帰国後に処方された治療薬オピオイド(麻薬性鎮痛薬)の依存症となり、やがて借金地獄から抜け出すべく犯罪に手を染める姿を描く。原作者のウォーカーは2011年に逮捕されて現在も服役しており、2020年11月に釈放される予定だ。

トム・ホランドは難役に挑むにあたり、頭髪をスキンヘッドに剃り上げ、過酷な減量にも取り組んだ。以前、ルッソ監督が従来のトムとはまったく違う姿を見せると宣言していたように、このたび公開された写真も、トムのパブリックイメージとは明らかに異なるもの。シャツにネクタイを身につけ、シリアスな表情を浮かべているが、これはどのようなシーンなのか。まだスキンヘッドにはなっていないあたり、映画の序盤あるいは前半のシーンと予想されるが……。

アメリカにおいて、鎮痛剤として一般処方されてきたオピオイドの依存症患者が急増している「オピオイド危機」について、以前からルッソ監督は大きな関心を示してきた。「僕たちはオハイオの出身ですが、オハイオはオピオイド危機の中心地と考えられています。僕たちと親しい人々もたくさん亡くなりました。難しい主題です」。また、物語を体現するトムについては「(主人公を)演じられるかぎり複雑に演じている。すさまじい仕事です」と賛辞を寄せている。

共演者には『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』2部作でペニーワイズ役を演じたビル・スカルスガルド、『心のカルテ』(2017)のシアラ・ブラヴォ、『ミッドサマー』(2020年2月公開)のジャック・レイナー、人気ラッパーのカイルら。脚本は「The Path/ザ・パス」(2016-2018)のジェシカ・ゴールドバーグが執筆した。

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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