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チャイルディッシュ・ガンビーノ/ドナルド・グローバー、新アルバム『3.15.20』をリリース ─ アリアナ・グランデ、21 Savageほか参加

チャイルディッシュ・ガンビーノ
チャイルディッシュ・ガンビーノ アーティスト写真 Photo Credit: Pavielle Garcia

2018年、「This Is America」を大ヒットさせたチャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)が、新アルバム『3.15.20』を2020年3月22日にリリースした。「アトランタ」(2016-)や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)などで、俳優ドナルド・グローバーとして活躍するほか、脚本家・監督などさまざまな顔で知られるクリエイターだ。

『3.15.20』は全12トラック構成で、それぞれ12トラックに分かれたバージョンと、すべての楽曲が1トラックに集約されたバージョンが存在する。前者はチャイルディッシュ・ガンビーノ名義で、後者は「ドナルド・グローバー・プレゼンツ(Donald Glover Presents)」名義でのリリースとなった。なお、両者のアートワークがわずかに異なることも話題だ。

3.15.20 Track-by-Track Album Cover
Donald Glover Presents 3.15.20 Album Cover

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『3.15.20』は、全12トラック構成で、もともと3月15日にウェブサイト「donaldgloverpresents.com」にて12時間限定で配信されていたもの。21日にはサイト上にカウントダウンが出現し、新たな動きが予告されていた。

収録されている楽曲は、「Algorhythm」「Time」を除いて、曲名はすべてタイムスタンプを意味している。アルバムを通して聴けば、たとえば「12.38」は12分38秒目に始まる…という格好だ。2018年に発表された「Feels Like Summer」、2019年のコーチェラ・フェスティバルで披露された「Warlords」もそれぞれ改題のうえ収録されている。

Pitchforkによれば、「Time」にはアリアナ・グランデ、「12.38」には21 Savageとカディナ・ボネイ、「47.48」には2016年に生まれたドナルドの息子であるレジェンド・グローバーが参加。チャイルディッシュ・ガンビーノにとっては長年のパートナーであり、『ブラックパンサー』(2018)などの音楽家でもあるルドウィグ・ゴランソンも「19.10」「32.22」「42.26」「47.48」を手がけている。

チャイルディッシュ・ガンビーノにとって『3.15.20』は4枚目のアルバムとなり、前作は2016年にリリースされた『”Awaken, My Love!”』。なお、2017年には、チャイルディッシュ・ガンビーノ名義の活動が終了される予定であることも明かされていた。しかし、その後はじめてのアルバムとなる本作が最後の作品となるのか、それともさらなる展開が予定されているのかはわからない。

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Sources: Pitchfork, NME, RCA

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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