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『アベンジャーズ』ルッソ監督&ドナルド・グローバーの原点、名作ドラマの配信権をNetflixが獲得 ─ 「リック・アンド・モーティ」生みの親の代表作

アンソニー&ジョー・ルッソ ドナルド・グローバー
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48385334971/ | Photo by NASA/Bill Ingalls https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%27The_Martian%27_World_Premiere_(NHQ201509110011).jpg

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督、「アトランタ」(2016-)のドナルド・グローバーにとって“原点”ともいうべき名作シットコム「コミ・カレ!!」(2009-2014)のグローバル配信権を獲得したことがわかった。Netflixによれば、本作は2020年4月1日より世界配信されるという。

アニメ「リック・アンド・モーティ」(2013-)を手がけるダン・ハーモンが、自身の大学時代の経験を基に手がけた「コミ・カレ!!」は、とあるコミュニティ・カレッジを舞台に繰り広げられるコメディ群像劇。ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが全6シーズンを手がけ、初放送時は米NBCからYahoo! Screenへ移籍した経緯もある。

本作でアンソニー&ジョー・ルッソはハーモンとともに製作総指揮を務めたほか、主にシリーズの前半にてエピソード監督を担当。ここで数々の経験を積んだのち、マーベル・シネマティック・ユニバース作品『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)に抜擢されている。同じくエピソード監督には、『ワイルド・スピード』シリーズで知られるジャスティン・リン、『モンスター上司』(2011)のセス・ゴードンらも参加していた。

レギュラー出演者に名を連ねたドナルド・グローバーは、いまや『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)や『ライオン・キング』(2019)などの大作映画に出演しているほか、チャイルディッシュ・ガンビーノとしてのアーティスト活動も盛ん。共演者としては、『テッド』(2012)などのジョエル・マクヘイル、「GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」(2017-)のアリソン・ブリー、『ハングオーバー』シリーズのケン・チョンらも参加している。

なお「コミ・カレ!!」は米国での配信権を米Huluが保有。両社の契約金は数千万ドルに及ぶといい、特に世界配信権を獲得したNetflixは、ソニーとの間で巨額の契約を結んだとされる。

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Source: Deadline

 

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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