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『シンデレラ』実写版、おなじみ「ビビディ・バビディ・ブー」が流れない理由 ─ 脚本家「実写だとすごく難しい」

シンデレラ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

原作となったアニメ版が1950年に公開されてから、65年の時を経て蘇った実写版『シンデレラ』(2015)。そんな古くから人々に親しまれているアニメ版でおなじみの楽曲たちが、実写版で登場しなかった理由とは……。

アニメ版でシンデレラに妖精が魔法をかける名シーンで流れる「ビビディ・バビディ・ブー」について、米Cinema Blendのインタビューにて、脚本家クリス・ワイツが言及している。

「(製作にあたっては)ちょっとした要素やアイデア、テーマの面で、1950年版を常に参考にしていました。けれど、どうしても『ビビディ・バビディ・ブー』は劇中に上手く溶け込まなかったんです。もちろん、可能であれば取り入れましたよ。大好きな場面ですしね。決して、悪意をもって排除したわけではありません。ただ、それでも無理だったということですね。」

とはいえ「ビビディ・バビディ・ブー」うんぬんを抜きにして、製作チームは当初から、実写版に歌やダンスを多く取り入れるつもりは無かったという。

「脚本に落とし込む方法がどうしても見つかりませんでした。私にとって、ミュージカル演出はアニメの方がやりやすいものなんです。だからこそディズニーのアニメ作品はいずれもミュージカルなんですよ。実写だと、歌に入る瞬間と、そこから元に戻るところがすごく難しいので。」

こうして、従来とは違う新たな『シンデレラ』が生まれたというわけだ。ちなみに実写版では、「ビビディ・バビディ・ブー」や「夢はひそかに」はエンドクレジットで聴くことができる。

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Source: Cinema Blend

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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