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ディズニー実写版『シンデレラ』に出演の豪華キャストたち ─ マーベル映画や「ゲーム・オブ・スローンズ」でおなじみの顔も

cinderella シンデレラ
Photo by TSTS Sheng https://www.flickr.com/photos/40083085@N02/16936171941/

往年のディズニー・アニメに、最新技術の魔法をかける実写化企画が盛んだ。2019年は『メリー・ポピンズ リターンズ』や『ダンボ』が公開を果たした他、『アラジン』も話題。2019年8月には『ライオン・キング』も控えている。

一連の作品群の中では『美女と野獣』(2017)が最も高い興行収入成績をあげているが、これに先駆けること約2年、”ディズニー実写化”の礎を築いたとも言えるのが『シンデレラ』(2015)である。不遇ながら健気なシンデレラが王子に出会い、魔法がかけられたカボチャの馬車に乗って舞踏会に出かけ、「12時になると魔法が解けてしまう」との忠告を受けながら夢のひとときを過ごす。魔法が解けてしまったシンデレラが慌てて城を飛び出すと、そこにはガラスの靴が残されていて…。哀れな出自から真価を見出され成功する物語は、「シンデレラ・ストーリー」と慣用されるほど、誰もが知るところにある。

ディズニーはこのおとぎ話を、豪華出演陣で見事に実写化、現代に蘇らせてみせた。劇場公開から数年経ち、改めて振り返るとその見事なキャスティングに驚かされるばかりだ。ここでは、実写映画『シンデレラ』に登場した出演者たちを振り返ってみよう。「あっ、この人!」という発見があるかもしれない。

リリー・ジェームズ(エラ/シンデレラ)

Photo by Eva Rinaldi
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lilly_James_(35744205321).jpg

主人公シンデレラを演じるのは、1989年生まれのイギリスの女優リリー・ジェームズ。長編映画デビューを果たしたのは、2012年の『タイタンの逆襲』で、ブレイクのきっかけはイギリスの国民的ドラマ「ダウントン・アビー」シーズン3への出演。最近では『ベイビー・ドライバー』(2017)ヒロインのデボラ役や、アカデミー賞を賑わせた『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2018)でも話題。『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』(2018)では、メリル・ストリープ演じるドナの若い頃を演じ、実質的な主人公として活躍した。

多くの少女と同じく、プリンセスに憧れて育ったというリリーは本作公開当時、「自分がプリンセスになるなんて、かなりの想像力を働かせて自分自身を信じ込ませなければいけないから、難しいんです。怖いし、変な感じがします」と恐縮したような言葉も残しているが、後には「『シンデレラ』は贈り物でした。一生大切にします」と胸いっぱいの想いも語っている

ケイト・ブランシェット(トレメイン夫人)

Photo by Gage Skidmore https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Cate_Blanchett_by_Gage_Skidmore.jpg

養女エラにキツくあたるトレメイン夫人を演じるのは、悪女役もサマになるケイト・ブランシェット。『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのガラドリエル役では美しいエルフの王妃として魅了。数々の名作で知られ、とりわけ『アイム・ノット・ゼア』(2007)や『ブルージャスミン』(2013)では多くの映画賞に輝いている。

マーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、ソーのムジョルニアをも片手で粉砕する死の女神ヘラを怪演。泣く子も黙る邪悪なヴィランを体現した。

リチャード・マッデン(キット王子)

Richard Madden リチャード・マッデン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9347959505

『シンデレラ』プリンス役を演じるリチャード・マッデンといえば、世界的人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」スターク家の長男ロブ・スターク役で知られるスコットランド出身の俳優だ。エルトン・ジョンの半生を描く『ロケットマン』(2019年8月23日公開)にも出演する。

ヘレナ・ボナム=カーター(フェアリー・ゴッドマザー)

Photo by David Torcivia https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Helena_Bonham_Carter_2011_AA.jpg

おとぎ話の妖精を演じるヘレバ・ボナム=カーターとファンタジー作品の相性は抜群。『ビッグ・フィッシュ』(2003)『ティム・バートンのコープスブライド』(2005)『チャーリーとチョコレート工場』(2005)『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)に『ダーク・シャドウ』(2012)『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016)とティム・バートン映画には常連で、『ハリー・ポッター』シリーズではベラトリック・レストレンジとして手強い存在感を放っている。ちなみに『シンデレラ』監督のケネス・ブラナーと交際していた時期もあった。

ノンソー・アノジー(大佐)

Photo by Ibsan73 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Nonso_Anozie_at_the_Pan_Premiere.jpg

キット王子の護衛隊長を演じたノンソー・アノジーには、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン2に登場するクァースの王、ザーロ・ゾーン・ダクソス役で見覚えがある方もいるのでは。他にも『コナン・ザ・バーバリアン』(2011)、『エンダーのゲーム』(2013)、『PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜』(2015)などにも登場している。

ステラン・スカルスガルド(大公)

Photo by Elena Ringo http://www.elena-ringo.com

キット王子に仕える冷徹な臣下を演じるステラン・スカルスガルドといえば、『マイティ・ソー』や『アベンジャーズ』シリーズのエリック・セルヴィグ教授としてお馴染みだろう。ベテラン俳優のステランは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのビル・ターナー役や『マンマ・ミーア!』シリーズのビル役としても活躍している。

スカルスガルドにはアレクサンダー、グスタフ、ビルと3人の息子がおり、それぞれ俳優として活躍中。長男アレクサンダーは『ターザン:REBORN』(2016)主演、三男のビルは『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)ペニーワイズ役で有名だ。

ヘイリー・アトウェル(エラの母)

Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19549755360

主人公エラの母には、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ペギー・カーター役のヘイリー・アトウェル。以降マーベル・シネマティック・ユニバース作品では、キャップが大切に持つコンパスの写真で度々その顔を見せた。スピンオフドラマ「エージェント・カーター」を追ったファンも多いだろう。『プーと大人になった僕』(2018)では主人公クリストファー・ロビンの妻イヴリン役も演じている。

Source:EW,Popsugar

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。