「ゲースロ」デナーリス役エミリア・クラーク、前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」を観ない理由の例え話がわかりやすい
HBOの大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)で、古ターガリエン王朝の最後の末裔デナーリス・ターガリエン役を務めたエミリア・クラーク。前日譚「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はデナーリスの先祖を描く物語だが、クラークはまだ本作を観たことがないどころか、観ること自体を避けているようだ。
米Varietyのインタビューで、「『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を観ましたか?」と尋ねられたクラークは、気まずい表情で「ノー!許してくれますか?」と回答。「(スピンオフが)実現したことは嬉しいし、受賞には興奮しています」としつつも、本作を観ていない理由をこう語った。
「とても奇妙な感じがします。まるで、“母校の同窓会に行く?君の学年じゃないけど”と言われているような感覚です。私はそれを避けてるんです。」
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は、「ゲーム・オブ・スローンズ」の約200年前を舞台に、ウェスタロスを統治したターガリエン家を描く前日譚スピンオフだ。第1話はHBO史上最多のプレミア視聴者数を記録し、2023年1月に開催されたゴールデン・グローブ賞ではテレビ部門作品賞を受賞。本家に負けぬ大ヒットを飛ばしている。
ちなみに、同じく「ゲースロ」出身であるキット・ハリントンは本作を観ているらしく、「楽しんで観ています」と感想を語っていた。一方、クラークは「ゲースロ」シーズン2以降唯一のターガリエンを演じた人物であるため、ほかのキャストとは違い「別の学年の同窓会へ行く」ような気まずさを感じてしまうのかもしれない。
▼ ゲーム・オブ・スローンズの記事
『エターナルズ』キット・ハリントン、「ゲースロ」後はヒーロー役に抵抗感 ─ アンチヒーロー役を欲している ブラックナイトだ 「ゲーム・オブ・スローンズ」ジョン・スノウのスピンオフが頓挫 ─「適切なストーリーを見つけられなかった」とキット・ハリントン 何も知らないジョン・スノウ…… 「ゲーム・オブ・スローンズ」拷問シーンの過酷撮影で「慢性的な閉所恐怖症」になったと出演者が語る 「恐ろしかった……」 「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2、予告編2種が公開 ― 亀裂深まる黒装派と翠装派、全面戦争ついに幕開け 6月17日U-NEXTで配信スタート 「SHOGUN」は「戦国版ゲーム・オブ・スローンズ」よりむしろ「ハウス・オブ・カード」「メディア王」に近いと監督 陰謀や策略を描く
Source:Variety