『クローバーフィールド』第4作、すでに完成済み?J・J・エイブラムス製作、第3作は2018年4月公開

映画『クローバーフィールド』シリーズの第4作が、第3作の米国公開を前にして、早くも製作を終了しているという情報が入ってきた。
2008年『クローバーフィールド』に始まった本シリーズは、ゆるやかな繋がりをもつ続編『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)を経て、来る第3作(正式タイトル不明)へと繋がる。製作総指揮は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)などのJ・J・エイブラムスだ。
『クローバーフィールド』第4作、舞台は第2次世界大戦?
このたび『クローバーフィールド』第4作について伝えたのは、米ScreenRantおよび/Film。両メディアは『クローバーフィールド』シリーズの特徴として、J・J率いるバッド・ロボット社が製作、パラマウント・ピクチャーズが配給を担当していること、J・Jがプロデュースしていること(2作目以降にはリンジー・ウェバー氏も参加)、そして作品ごとに秘密主義が徹底されていることを挙げている。
そのなかで『クローバーフィールド』シリーズの新作として有力視されているのが、2018年10月米国公開予定の映画『オーバーロード(原題:Overlord)』だ。/Filmは、本作がシリーズの第4作であり、すでに撮影を終了していることを確認したと記している。
『オーバーロード』は前述の特徴通り、バッド・ロボット社が製作、パラマウントが配給を担当。J・Jとリンジーがプロデューサーに名前を連ねている。監督として発表されているのは、『ガンズ&ゴールド』(2014)のジュリアス・エイブリーだ。出演には『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(2016)のワイアット・ラッセル、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)のボキーム・ウッドバイン、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017)のピルウ・アスベックといった名前が並んでいる。
シリーズ第3作の舞台が宇宙ステーションだといわれる中、本作『オーバーロード』の舞台となるのは第2次世界大戦下の戦場だ。米軍の兵士たちが「超自然の軍隊」と対峙する物語なのだという。
D-デイ(編注:1944年6月6日)の前夜、米軍の空挺兵たちは、侵攻を成功させるために欠かせない任務を遂行すべく、敵兵の背後に降り立った。しかし標的に近づくにつれて、彼らはナチスに占拠された村へと向かうことが、単なる軍事作戦ではないことを知る。彼らが超自然の軍隊と戦うことは、ナチスによる実験の一部だったのだ。
『クローバーフィールド』および『10 クローバーフィールド・レーン』は、物語に直接的な繋がりを持たない、非常にゆるやかな関係にある映画だった。ただしどちらの作品にも、カギを握る存在として大企業グループ・タグルアト社が登場しているほか、第3作を前にして、すでにウェブサイトではタグルアト社についての気になる動きを確認することができる。第4作『オーバーロード』では、ナチスによる実験に同社が関与しているという設定も考えられるだろう。
なお『クローバーフィールド』第3作は2018年4月20日に米国公開予定だが、2018年には『クローバーフィールド』シリーズが2作品公開されるということだろうか。ただし第3作の公開スケジュールがたびたび変更されたように、『オーバーロード』が告知通り2018年10月に封切られるとも限らない。なお第3作については、現在Netflixが作品の購入交渉に入っているという。
Sources: https://screenrant.com/cloverfield-4-overlord-secret-movie/
http://www.slashfilm.com/cloverfield-4/
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/19679067265/