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『クローバーフィールド』新作映画に大きな前進、ホラー界の気鋭監督が就任

クローバーフィールド
© Paramount Pictures 写真:ゼータ イメージ

人気SF映画『クローバーフィールド』シリーズの第4作(タイトル未定)の監督が決定し、いよいよ企画が大きく前進していることがわかった。

Deadlineによると、監督として就任したのはイギリス系イラン人監督のババク・アンヴァリ。ホラー/スリラー映画を数々手がけており、『アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物』(2016)が高い評価を受けた。近作にはNetflix映画『アイ・ケイム・バイ』(2022)や、アーミー・ハマー&ダコタ・ジョンソン共演のホラー『ワウンズ: 呪われたメッセージ』(2019)がある。

『クローバーフィールド』シリーズには、“怪獣映画”たる第1作『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)のほか『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)『クローバーフィールド・パラドックス』(2018)がある。ただし2作目以降は、当初はまったく別の単独作品として企画され、のちに「クローバーフィールド」というキーワードを共有するユニバース作品として位置づけられたものだ。

クローバーフィールド
© Paramount Pictures 写真:ゼータ イメージ

シリーズの新作企画は2021年1月に報じられており、シリーズのプロデューサーであるJ・J・エイブラムスが続投するほか、脚本家に『ザ・リチュアル いけにえの儀式』(2017)『静かなる侵蝕』(2021)のジョー・バートンが就任したことが報じられていた。当時は第1作『クローバーフィールド/HAKAISHA』の正統な続編と伝えられていたが、現在は「シリーズの過去作とどのように繋がるのかはわからない」とされている。企画段階で紆余曲折あり、作品のコンセプトが変更された可能性もありそうだ。

プロデューサーにはJ・J・エイブラムスのほか、J・J率いる製作会社Bad Robot Productionsからハンナ・ミンゲラ&ジョン・コーエンが参加。第1作の監督を務めたマット・リーヴス、脚本を執筆したドリュー・ゴダードも、『10 クローバーフィールド・レーン』『クローバーフィールド・パラドックス』に続いて製作総指揮として参加する。

ちなみに『クローバーフィールド』シリーズを手がけた監督たちは、いずれも揃ってキャリアを大きく飛躍させている。第1作のマット・リーヴスは『猿の惑星』3部作や『THE BATMAN ―ザ・バットマン―』(2022)を、第2作のダン・トラクテンバーグは「ザ・ボーイズ」(2019-)や『プレデター:ザ・プレイ』(2022)で高い評価を受け、第3作のジュリアス・オナーは2024年公開『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題)』に抜擢された。第4作のババク・アンヴァリ監督も、今からチェックしておきたい注目株であることに間違いはないだろう。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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