『キャプテン・マーベル』脚本、ジェームズ・ガン監督がアイデア提案していた ─ 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』解雇以前

映画『キャプテン・マーベル』の脚本に、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』2作品を手がけたジェームズ・ガン監督がアイデアを提案していたことがわかった。
『キャプテン・マーベル』で製作総指揮を務めるジョナサン・シュワルツ氏は、制作の初期段階でガン監督が脚本を読んでいたことを認めている。インタビューでの発言を米Comicbook.comが伝えた。
「彼(ガン監督)は脚本を読んでくれて、私たちとは少しだけ話し合いました。(『キャプテン・マーベル』は)彼が描いていたことの多くよりも以前の物語ですから、スクラル人をいずれ面白く扱えることはわかっていたんです。ただし、(この映画では)独自の作業がうまくできていると思いますね。もちろん、ジェームズにアイデアをもらったことはすごく良かったですよ。」
この発言からは、『キャプテン・マーベル』の物語にガン監督が何を思い、どんな意見を述べたのかはわからない。その後、ガン監督のアイデアが作品に反映されたかどうかも不明だ。
2018年7月、ガン監督は過去の不適切な発言を理由に、ディズニーによって『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』から解雇された。しかし同シリーズでマーベル・シネマティック・ユニバースの“宇宙サイド”を描いてきたガン監督は、マーベル・スタジオ社長であるケヴィン・ファイギからの信頼も厚く、二人は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)の展開についても話し合っていたとされる。当時、ガン監督が『キャプテン・マーベル』の内容を早くから把握しておくことは自然ななりゆきだったのだろう。逆にいえば、秘密主義を貫くマーベル・スタジオが全幅の信頼を寄せるほど、ガン監督は重要な存在だったといえるのだが……。
ちなみにシュワルツ氏は、かつて『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)でプロデューサーを、続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』では製作総指揮を担当した人物。ガン監督とのゆかりが深いプロデューサーが、今後も“宇宙サイド”の構築に携わっていくとみられる。
映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)全国ロードショー。
なお『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』の製作は無期限保留状態となっており、マーベル・スタジオは監督後任者を検討していると伝えられている。
『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html
Source: Comicbook.com