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『キャプテン・マーベル』日本興収6億2,400万円超え、大ヒットスタートに ─ 世界興収は7億6,000万ドル突破

キャプテン・マーベル
© MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース最新作、映画『キャプテン・マーベル』が2019年3月15日(金)に日本公開を迎えた。米Deadlineによれば、本作は公開後3日間で5,600万ドル(約6億2,499万円 ※1ドル111.6円換算)を記録する大ヒットとなっているという。

いまや『アベンジャーズ』シリーズによって日本でも大きな知名度と人気を獲得したマーベル・シネマティック・ユニバース作品だが、ヒーローの単独映画第1作が必ずしも非常に秀でた記録を残せるとは限らないのが実情だ。米国で社会現象的ヒットとなった『ブラックパンサー』(2018)も、日本では決してスマッシュヒットとは形容しがたい成績となっていた。

しかしながら今回の報道によれば、『キャプテン・マーベル』の初動成績は『ブラックパンサー』を39%、『ドクター・ストレンジ』(2016)を9%上回るものになったという。日本ではまだ知名度を伸ばす段階のブリー・ラーソン主演で、完全に初登場となるヒーローを描いた本作が、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に登場したブラックパンサー、日本でも人気の俳優ベネディクト・カンバーバッチが演じたドクター・ストレンジを超える成果をあげたことは、“ちょっとした事件”と形容していいものだろう。

また日本国内におけるIMAX上映の初動成績は80万ドル(約8,928万円 ※1ドル111.6円換算)を記録。3月公開作品としては、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)を超えて歴代最高記録となった。

キャプテン・マーベル
ⒸMarvel Studios 2018

2019年3月17日(米国時間)時点で、『キャプテン・マーベル』の全世界興収記録は7億6,020万ドルを突破(内訳:米国興収2億6,621万ドル、海外興収4億9,400万ドル)。ちなみに海外ですぐれた成績を収めているのは、中国(1億3,200万ドル)、韓国(3,650万ドル)、イギリス(3,090万ドル)、ブラジル(2,430万ドル)、メキシコ(2,240万ドル)となっている。

なおDeadlineは、ブリー・ラーソン演じるキャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルの登場する、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の新予告編公開が『キャプテン・マーベル』のスマッシュヒットを後押ししたとみている。予想もしないタイミングで予告編が公開されたのは、『キャプテン・マーベル』をもう一押しするスタジオの意図によるものだったのか…?

映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)より全国公開中。

『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html

『エンドゲーム』予告編、もう観た?

Sources: Deadline(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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