『ベスト・キッド』続編ドラマ「コブラ会」Netflixへ移籍 ─ YouTube、ドラマ製作から正式撤退

名作青春映画『ベスト・キッド』(1984)の30年後を描く続編ドラマシリーズ「コブラ会(原題)」が、YouTubeからNetflixへ移籍する。
2020年6月22日(米国時間)、Netflixは「コブラ会」の世界配信権を取得したことを発表。既存のシーズン1、シーズン2を2020年内に配信し、完全新作となるシーズン3も追って配信することを明らかにした。製作のソニー・ピクチャーズ・テレビジョンは、シーズン4を製作しない旨をYouTubeから告知されたあと、シリーズの行き場を求めていたとのこと。配信権をめぐっては、NetflixのほかHuluなど複数のプラットフォームが争奪戦を繰り広げていた。

本作は『ベスト・キッド』のダニエル・ラルーソーと“宿敵”ジョニー・ロレンスの30年後を描くストーリー。今では自動車ディーラーとして働きながら人生のバランスに思い悩むダニエル、以前の栄光を蘇らせるべく「コブラ会」を再建するジョニーを映画版に続いてラルフ・マッチオ&ウィリアム・ザブカが再演。マーティン・コーヴもジョン・クリース役で再登場している。シリーズは早くから話題を呼び、配信後は極めて高い評価を獲得。脚本・製作総指揮は『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』(2010)のジョシュ・ヒールドと、ジョン・ハーウィッツ&ヘイデン・シュロスバーグが務めた。
「コブラ会」がYouTubeからNetflixに移籍したことで、YouTubeはドラマ製作から正式に撤退。「コブラ会」シーズン3の製作は方針変更前に決定されていたが、配信は始まっていなかった。なお、YouTubeは映画『ステップ・アップ』シリーズのドラマ版「ステップ・アップ:ハイ・ウォーター(原題)」を製作・配信していたが、こちらはシーズン2をもって米国のケーブルテレビ局Starzに移籍済み。当初はYouTubeにて配信予定だったキルスティン・ダンストの主演ドラマ、「ビカミング・ア・ゴッド」はシーズン1から米Showtime局で放送された。
ドラマ「コブラ会(原題)」シーズン1・2は2020年内にNetflixにて配信開始。シーズン3の配信日は追って告知される。
Source: Netflix, The Hollywood Reporter