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『コール・オブ・デューティ』映画版、製作保留となっていた ─ 『ジョーカー』脚本家が登板、シナリオは完成済み

コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア
© 2019 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, CALL OF DUTY BLACK OPS and MODERN WARFARE are trademarks of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.

世界的人気を誇るFPSゲーム『コール・オブ・デューティ(Call Of Duty)』シリーズの映画化企画が、ゲームの開発・販売を手がける米Activisionによって製作保留となっていることがわかった。脚本・監督に就任している『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』(2018)のステファノ・ソッリマが明らかにした。

このたびステファノは、伊Badtasteの取材にて、『コール・オブ・デューティ』の映画化企画について「Activisionにとって(現状)高い優先順位にない」と明言。「今でも(企画は)存在しますが、アメリカではしょっちゅういろんなことが起こっていますから。保留状態で、今は様子見というところです」と述べた。

『コール・オブ・デューティ』の映画化企画は2015年に始動し、Activionは自社の映画部門Activision Blizzard Studiosを通じて開発にあたっていた。プロデューサーは『パルプ・フィクション』(1994)や『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)などのステイシー・シェアが務め、ゲームを基にした「マーベル風の大作映画」としてユニバース構想が立てられていたのである。2019年には1作目の撮影が行われると報じられ、2018年秋には続編企画が早くも始動していたが、その後の情報が届くことはなかったのだ。

また、ステファノは映画版『コール・オブ・デューティ』の脚本に『ジョーカー』(2019)のスコット・シルバーが参加していたことも明かしている。ステファノとスコットは脚本を書き終えていたというから、企画が再度前進するかどうかはActivionにかかっているということだろう。なお、当初の脚本家として就任していたのは『スノーデン』(2016)のキーラン・フィッツジェラルド。ステファノ&スコットの脚本に、キーランのシナリオがどの程度使用されたのかはわからない。ひとまず、今はじっと朗報を祈ろう。

PlayStation®4用ソフトウェア『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』は発売中。

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Sources: BadTaste, GameSpot

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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