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『星の王子ニューヨークへ行く 2』は「心配なこともすべて忘れられる」─ セミ役アーセニオ・ホールが出演者との再会など語る

星の王子ニューヨークへ行く 2
(c)Images courtesy of Amazon Studios

けれども特殊メイクのパートは少し時間がかかりましたね。オリジナル映画の時も、最初に特殊メイクをした時はエディと同じトレーラーにしてもらいました。いつもは自分たちのスペースが欲しいから人と一緒なんていやだけれど。キャラクターを具現化するためにそうしたのです。一緒にメイクをしてもらって、変化して行く姿を見て役に入りこむ。オリジナルの初回は仕上がりが老けすぎてしまいました。50歳から60歳ぐらいの仕上がりじゃないといけませんでした。そして今回は80歳ぐらいです。だから続編でも同じ過程を経て役に戻ることができました。まさに長年乗っていなかったバイクに乗る感じ。一度感を取り戻したら、もう大丈夫。今だったらビュンビュンとばせちゃいます(笑)。

続編の時のメイクは床屋のセットしてもらっていました。そこでメイクをしてもらった姿で普段の話なんかをする。お互いのキャラクターになりきって。「泊まっているホテルはどうだ?」「最低の部屋だよ。明日スタジオに文句を言ってやる」なんてね。そうやって自然に準備をしていると本番の声がかかります。そうやって床屋のシーンに臨みました。1週間ほどかかったけれど、やり遂げましたね。

星の王子ニューヨークへ行く 2
(c)Images courtesy of Amazon Studios

──懐かしのメンバーが勢ぞろいでしたが、久しぶりに皆様と撮影を行ってどうでしたか?

感傷的とは思われたくないけれど、とても懐かしくて温かい気持ちに包まれました。30年間会っていなかった人もいましたからね。あと憧れのモーガン・フリーマンと一緒に芝居ができて嬉しかったです。オリジナルの映画には出演していないけれど、大昔に一緒に映画を制作したことがあって、そういう意味では再会です。

クレオ・マクダウェル役のジョン・エイモスがセットに現れた時は、ハグせずにはいられませんでした。僕にとって子供の頃のテレビのヒーローだ。「グッド・タイムズ(原題)」はクリーブランド時代に友達と一緒に全部観ました。本当に温かい気持ちになれた再会でした。エディとは毎日のように会っているけれど、リサ役のシャーリー・ヘドリーがどうしているかは知りませんでした。彼女がトレーラーに入ってきた時は大声で「シャーリー!!!」と叫んでしまいました(笑)。最高のザムンダ・ファミリーの再会シーンです。

──本作の配信を楽しみにしている日本のファンへ、メッセージをお願い致します。

この続編は第一作目を観ていても、そうでなくても楽しめる内容になっています。だけれどAmazonでオリジナル作品も配信しているから復習もできますよ。そして日本の皆さん、是非作品を観て、笑って、思いっきり楽しんでください!映画を観ている90分間が、現実の色々な大変なことを忘れさせてくれる時間になることを願っています。そしてARIGATOU!

星の王子ニューヨークへ行く 2
(c)Images courtesy of Amazon Studios

映画『星の王子ニューヨーク へ行く 2』は、2021年3月5日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。

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THE RIVER編集部
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