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ブラッドリー・クーパー、主演・監督第2作はNetflixで ─ スコセッシ、スピルバーグ、『ジョーカー』監督ら豪華プロデューサー陣が就任

ブラッドリー・クーパー
Photo by Raph_PH https://www.flickr.com/photos/raph_ph/35547413626/ Remixed by THE RIVER

『アリー/ スター誕生』(2018)で監督デビューを果たし、アカデミー作品賞にノミネートされた俳優ブラッドリー・クーパーによる長編監督第2作(タイトル未定)をNetflixが手がけることがわかった。

Deadlineによると、クーパーが新たに監督を務めるのは、20世紀後半を代表する作曲家・指揮者レナード・バーンスタインの伝記映画。クーパーは『アリー/ スター誕生』に続いて脚本・製作・主演を務める。プロデューサー陣にはマーティン・スコセッシスティーヴン・スピルバーグ、『ジョーカー』(2019)監督のトッド・フィリップスのほか、スピルバーグのパートナーであるクリスティ・マコスコ・クリーガー、スコセッシのパートナーであるエマ・ティリンジャー・コスコフも参加。本企画を10年以上構想してきたフレッド・バーナー、エイミー・ダーニングも名を連ねている。

本作はバーンスタインの若き日から30年以上にまたがる「美しく、複雑な物語」で、妻で女優のフェリシア・モンテアレグレとの関係に焦点を当てた内容になるとのこと。バーンスタイン自身は若くして指揮者として躍進し、名作ミュージカル『ウエスト・サイド物語』や映画『波止場』(1954)で音楽を担当。共産主義者や政治活動家としての側面も持つ人物でもある。

レナード・バーンスタイン
レナード・バーンスタイン Photo by Allan warren https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Leonard_Bernstein_Allan_Warren.jpg Remixed by THE RIVER

クーパーはバーンスタインの人生を映画化するにあたり、指揮者としての側面に惹かれながら、妻との関係にも強い関心を抱いているとのこと。ひとりの人物の公私に迫る意味では、『アリー/ スター誕生』での経験が活かされそうだ。クーパーとともに脚本を執筆したのは、『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)のジョシュ・シンガー。『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(2017)『ファースト・マン』(2018)も手がけた実話映画のスペシャリストだ。

もともと本作は、パラマウント・ピクチャーズのもと、マーティン・スコセッシ監督、ジョシュ・シンガーの単独脚本作品として企画されていたとのこと。しかしスコセッシは『アイリッシュマン』(2019)の製作のため、またクーパーのキャリアを拓くために監督の座を退き、プロデューサーとしての参加となった。Netflixに企画が移った現在、パラマウントは企画を離脱している。

本作は2021年前半にも撮影が始められる見込みで、クーパーはバーンスタインの家族とも過去2年にわたって作業にあたってきた。一時はジェイク・ギレンホール主演、キャリー・フクナガ監督による伝記映画も企画されていたが、映像化権をクーパーらが独占取得したことで、そちらは見送られたものとみられる。

Netflixは『アイリッシュマン』や『マリッジ・ストーリー』(2019)などと同じく、本作を配信前に劇場公開する方針。これまでNetflix製作の映画に否定的な姿勢を示してきたスティーヴン・スピルバーグが、とうとうプロデューサーとしてNetflix映画に関与することも大きな進展だ(テレビ作品への参加は前例がある)。なお、スピルバーグはバーンスタイン作曲の『ウエスト・サイド物語』をリメイクする映画『ウエスト・サイド・ストーリー(原題:West Side Story)』で監督を務めており、同作は2020年12月に米国公開予定である。

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Source: Deadline

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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