『ゴッドファーザー』コッポラ監督、マーベル映画を批判 ─ スコセッシの「テーマパーク映画」発言に反応、ジェームズ・ガン&セバスチャン・スタンらもコメント

また、米テキサス州ヒューストンで開催されたイベント「Fandemic Tour」にて、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役のセバスチャン・スタンもコッポラの発言に言及した。セバスチャンは、コッポラを「現代最高のフィルムメーカーであり、永遠の存在」「僕にとってはヒーローのひとり」と称えつつ、キャラクターを演じてきた俳優ならではの目線で応じている。
「彼の意見に耳を傾ける一方で、僕は(ファンの)みなさんとこうやって丸一日過ごしていると、“このキャラクターを演じてくれてありがとう”とか、“この映画にすごく救われた”とか、“映画に刺激を受けて、良い気分になって、私は孤独じゃないと思えた”なんてことを言ってもらえます。だから…こういう映画が人の役に立っていないだなんて、とても言えませんよね。」
なお、『マイティ・ソー』シリーズでジェーン・フォスター役を演じているナタリー・ポートマンもセバスチャンのコメントに呼応するような言葉を口にしている。米The Hollywood Reporterにて「映画にはあらゆる余地があると思います。芸術の生み出し方はひとつじゃない」と語ったナタリーは、「マーベル映画にすごい人気があるのは、現実の生活で、仕事や大変な日常を過ごしたあと、エンターテイメントを求めている人々をしっかりと楽しませているからでしょう」とも述べたのだ。
Sources: France 24, James Gunn, ComicBook.com, THR