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『キャプテン・マーベル』フィル・コールソン、『アイアンマン』製作当初は名もなき脇役扱いだった ─ 製作中に出番が急増

クラーク・グレッグ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/26107791796/

「エージェント・オブ・シールド」(2013-)や『キャプテン・マーベル』(2019)などでクラーク・グレッグが演じるS.H.I.E.L.D.エージェントのフィル・コールソンは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の記念すべき第1作『アイアンマン』(2008)より登場し、アベンジャーズ結成に繋がる重要な役どころを担った。今となってはMCUに欠かせない人物であるコールソンだが、当初は名前すらない小さな役柄だったという。

Cinema Blendにグレッグが語ったところによると、『アイアンマン』でコールソンの出番はわずか2シーンの予定だったという。しかし製作陣が、コールソンによってS.H.I.E.L.D.の存在が作品に示唆されることや、彼の機知に富んだ受け答えを気に入り、登場シーンを7つに増やしたのだそうだ。グレッグは当時を振り返り、「気づいた時にはペッパー・ポッツが“ありがとう、エージェント・コールソン”って言ってたんです。“僕の役に名前がついたぞ、これはすごい”って思いましたね」と語っている。

『アイアンマン』のあと、グレッグは『アイアンマン2』(2010)、『マイティ・ソー』(2011)と立て続けにMCU作品に出演しているが、本人は『アイアンマン2』の撮影中盤まで、自身の役どころが大きくなっていることを知らされていなかったという。

「『アイアンマン2』の撮影中、製作チームが“(コールソンが)ニューメキシコに行くってトニーに伝えないと”と言い出したんです。僕は素直だし、現場にいるだけで幸せだったので、そのまま何テイクか撮影したんですが、そのあとで“一つだけ質問。ニューメキシコ州に何があるんですか?”って聞いたんですよ。そしたら、“ああ、ソーだよ!あなたがソーのハンマーを見つけることになるんです。予定空いてますか?”と言われて。僕は“えらいこっちゃ!予定空けます!”って。」

このようにコールソンという役柄は撮影中にどんどん変更が加えられ、『アベンジャーズ』(2012)でチームをまとめるきっかけとなり、ついには『キャプテン・マーベル』で若かりし日が描かれるまでになった。グレッグは、こうした点にこそMCU成功の秘密が隠されているという。

「僕の役には秘密があるんだなと常に思っていましたが、それでも最初の頃から、作り手たちや彼らが目指しているものに対する信頼があったんです。何かがうまくいっていると感じたら、彼らはそのまま突き進む。この柔軟さが(MCUの)長寿の大きな秘訣だと思いますよ。」

映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)より全国公開中。

『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html

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Source: Cinema Blend(1, 2

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Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。

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