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実はチャーリー・コックスはまだ「シー・ハルク」のデアデビル回を観ていない

シー・ハルク:ザ・アトーニー
(L-R): Charlie Cox as Daredevil/Matt Murdock and Tatiana Maslany as She-Hulk/Jennifer "Jen" Walters in Marvel Studios' She-Hulk: Attorney At Law, exclusively on Disney+. Photo by Chuck Zlotnick. © 2022 MARVEL.

Netflix製作ドラマ「デアデビル」(2015‐2018)でデアデビル/マット・マードック役を演じ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(2022)に同役でカムバックしたチャーリー・コックスだが、実はまだ自分の出演エピソードを観ていないらしい。

激しいバイオレンス描写とダークで重厚なトーンが特徴的だったNetflix版とは異なり、法廷ラブコメ作品といった趣の「シー・ハルク」に登場したデアデビルは、軽快かつ明るいキャラクターとして新コスチュームで心機一転カムバック。コックスは、第8話「ケロケロ ジャンプ」と第9話「主人公は誰?」にゲストとして登場した。

Comicbook.comによると、米テネシー州ナッシュビルで開催されたイベント「ICCCon」のパネルにコックスが登壇。「シー・ハルク」ではNetflix版のシリアスなデアデビルではなく、主人公ジェニファー・ウォルターズのキャラクターに合わせてコミカルに描かれたと説明し、その新たな試みが楽しかったとコメント。「皆さんは、それ(デアデビルの違い)に反応したのではないでしょうか。実は、まだそのエピソードを観ていないのですが」と前置きし、こう続けている。

「ADR、つまりボイスオーバーをした時に少しだけ映像を見たんですが、(デアデビルは)楽しそうでしたね。とはいえ、何も失うことなく、あのキャラクターが受け入れられるかどうかを目にするのは凄くクールな実験でした。皆さんがあのキャラクターについて大好きな部分や、僕が大好きなところを失くしつつですからね。そして、これからも他の場所で彼の姿を見ることになるんですから。

それは人生にも当てはまります。人生では苦労したり生活が大変だったりして、ユーモアのセンスを見出すのが非常に難しい時期があるものです。一方で人生が順調な時もあるし、陰と陽なんです。」

コックスは、Netflix版の闇を抱えたシリアスなバージョンもデアデビルであり、「シー・ハルク」の明るく軽快なバージョンもデアデビルだとし、別のシリーズでキャラクターの陰と陽を演じ分けることが出来て楽しかったようだ。

なお、コックスが述べた「これからも他の場所で彼の姿を見ることになる」とは、言わずもがなMCUの新作ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」のこと。以前にコックスはMCU版について、「ゴア描写は控えめで、もう少し若い客層にアピール」するシリーズになると説明し、キングピン/ウィルソン・フィスク役を再演するヴィンセント・ドノフリオは、「Netflix版とは全く違う」と明かしていた。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」にはコックスとドノフリオのほか、パニッシャー/フランク・キャッスル役のジョン・バーンサルも続投。新キャストとして、デアデビルの恋人を演じるとみられる「DEUCE/ポルノストリート in NY(2017‐2019)のマルガリータ・レヴィエヴァ、キングピンの妻ヴァネッサ・フィスク役を演じる「ハウス・オブ・カード 野望の階段」サンドリーヌ・ホルト(Netflix版のアイェレット・ゾラーからキャスト変更)、『ソプラノズ ニューアークに舞い降りたマフィアたち』(2021)のマイケル・ガンドルフィーニ、『魂のゆくえ』(2017)のマイケル・ガストンらが参加する。

脚本・製作総指揮を務めるのは、「コバート・アフェア」(2010‐2014)のマット・コーマン&クリス・オード。全18話の皮切りとなる第1話の監督を、『アメリカン・アサシン』(2017)のマイケル・クエスタが務めることが決定している。

ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」は2024年にディズニープラスにて配信予定。

Source:Comicbook.com

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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