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『クリード3』最終予告編が米公開、『ロッキー3』へのオマージュ? ─ 宿敵ヴィクター・ドラゴがアドニスの新トレーナーか

https://youtu.be/xTaIZo8OJYE

『ロッキー』の新章、『クリード』シリーズ最新作『クリード3(原題)』の最終予告編が米公開された。『クリード』シリーズは、ロッキー・バルボアを師匠に、アポロ・クリードの息子であるアドニス・クリードがボクサーとして成長していく姿が描かれる。

第3作は前作『クリード 炎の宿敵』(2018)から7年後が舞台となり、世界チャンピオンとなったアドニスはボクサーを引退。キャリアに区切りをつけ、家族と幸せな生活を送っていた彼の前に、兄弟同然に育った幼馴染みのダミアン・“デイム”・アンダーソンが18年間の刑期を終えて姿を見せる。

服役前は前途有望なボクサーとして注目されていたデイムは、自分が逮捕された原因はアドニスにあると責め、リングでのマッチを叩きつける。一度はボクサー引退を決意したアドニスだが、過去の亡霊と決着をつけるため、再び激しいトレーニングに身を投じていく。しかし、前2作でメンターとして、ボクシングの全てをアドニスに叩き込んでくれたロッキー役のシルベスター・スタローンは復帰していない。師匠が不在のアドニスは、たった独りで敵に立ち向かわなければならなくなる。

この展開は、『ロッキー3』(1982)で野獣のような強敵クラバー・ラングとの対戦が決定し、トレーニングの真っ只中にあったロッキーを遺し、長年にわたってトレーナーとして支えてくれたミッキーが亡くなった筋書きを彷彿とさせる。ミッキーの代役としてトレーナーを買って出たのが、他でもない『ロッキー2』(1979)で対戦した元宿敵のアポロだった。

『クリード3』でロッキーの後任を引き継ぐトレーナーについては、前2作でセカンドを務めたトニー・“リトル・デューク”・バートン(ウッド・ハリス)が自動的にファーストに昇格するのではないかと思いきや、最終予告編の開始から1分25分辺りで気になるシーンが登場する。『炎の宿敵』でアドニスが対決したヴィクター・ドラゴ(フロリアン・ムンテアヌ)が、ジムのリングでアドニスと対面し、その後に2人がトレーニングに取り組んでいるように見えるシーンが続くのだ。

もし、第3作でヴィクター・ドラゴがアドニスのファースト・トレーナーを務めるなら、『ロッキー3』の物語にオマージュを捧げる形となりそうだ。ドラゴの正確な役割については、本編で明かされるだろう。

本作でアドニス役のマイケル・B・ジョーダンは監督デビューを飾り、ビアンカ役のテッサ・トンプソン、アドニスの育ての母親メアリー役のフィリシア・ラシャドが続投。デイム役で、『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』(2019)などに出演し、マーベル・シネマティック・ユニバースのフェーズ5・6で鍵を握るヴィラン、征服者カーンを演じるジョナサン・メジャースが出演する。

『クリード3(仮題)』は2023年、全国劇場公開。

Source:@MGM

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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