トム・クルーズ、最後の映画スターには「なりたくない」 ─ 「優れた役者はたくさんいる、彼らの成功を見たい」

「ハリウッドから映画スターが減った」としばしばいわれる。レオナルド・ディカプリオやブラッド・ピット、ジョニー・デップ、キアヌ・リーブスといった、名前だけで観客を呼べる役者が少なくなったというのだ。
最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が公開されたトム・クルーズも、そうした“ハリウッドスター”のひとり。近年は新作ごとに危険なアクションに自ら取り組み、出演作はいつも世界からの注目を集めている。しかし、本人は自分が「最後の映画スター」ではないときっぱり否定している。
米Entertainment Tonightの取材にて、「あなたは“最後の偉大なる映画スター”と呼ばれていますね」といわれたクルーズは、首を横に振りながら「ノー」と回答。「そうなりたくはないんです。優れた役者は本当にたくさんいるし、僕は彼らの大成功を見たいから」と。
特に名前を挙げたのは、『クリード』『ブラックパンサー』シリーズのマイケル・B・ジョーダンだ。「僕は彼の大ファン」だといい、アメリカで大ヒット中の新作『Sinners(原題)』も「素晴らしかった」と称えた。もちろん、期待しているのはジョーダンだけではない。
「最高の夏がやってきます。キアヌ・リーブスとアナ・デ・アルマスの『ジョン・ウィック』シリーズ(『バレリーナ:The World of John Wick』)はあるし、ブラッド・ピットの『F1/エフワン』も。僕も観に行くのが楽しみだし、みんなが良い夏を過ごしてくれればと思っています。」
ちなみにクルーズ自身は、最近「100歳になるまで(映画を)作り続けるかもしれません」と語ったばかりだ。「僕は止まりません。アクションをやめません。ドラマ映画も、コメディ映画もやめません。ワクワクしています」。
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Source: Entertainment Tonight