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トム・クルーズは「35年ずっと同じことをやっている」? ─ ミッキー・ロークが持論「尊敬していない」

『トップガン マーヴェリック』来日記者会見 撮影写真
©︎ THE RIVER

伝説的名作から36年ぶりの続編『トップガン マーヴェリック』が世界的なヒットを記録。挑戦を続けるトム・クルーズへは改めて尊敬が注がれているところだが、これを認めない声もある。

どうでもいいかな。あの人は35年もずっと同じことをやってる。尊敬していません。ホントに」。イギリスのトーク番組でこう語るのは、俳優ミッキー・ロークだ。

格闘家出身のロークは1980年代から本格的に俳優としても活動しており、2008年の『レスラー』では英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞で主演男優賞も受賞。マーベル映画『アイアンマン2』(2010)や、アクション映画『エクスペンダブルズ』(2010)でもお馴染みだ。

そんなロークはトーク番組で、「トム・クルーズが35年ぶりの続編『トップガン マーヴェリック』で巨額を稼いでいるのを見て、どう思う?」と尋ねられ、「どうでもいい」と一蹴。「金と権力に興味はない」と己のスタンスを貫いた。

「俺が大事にしたいのは、例えばアル・パチーノの仕事とか、クリス・ウォーケンや(ロバート・)デ・ニーロの初期の仕事、それからリチャード・ハリスやレイ・ウィンストンの仕事です。ああいう役者に俺はなりたい。昔の(マーロン・)ブランドとかさ。役者の可能性を広げようとした人たちですよね。」

「トム・クルーズはいい役者だと思いますか?」と尋ねられると、少し間を置いてから「自分の世界には関係がない人だと思う」とぽつり。つまるところ、全く関心がないようだ。

トムの名誉のために捕捉しておくと、彼は長いキャリアの中で、いわゆる爽やかヒーロー役以外にもいくつか挑戦している。例えばマイケル・マン監督作『コラテラル』(2004)では冷徹な殺し屋を演じ、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008)では禿頭の中肉中背男としてコメディ・リリーフを務めた。

なおロークはこのインタビューの中で、2014年にロシアのプーチン大統領のTシャツを着て「この男が好きだ」と発言したことについて、「あれは2014年のこと。それだけはハッキリさせておきたい」と弁明している。ロークはロシアによるウクライナ侵攻に心から絶望している様子で、「本当に酷い、間違ったことをしている。彼の頭や心の中で小さな鐘が鳴って、それで目を覚まして、こんなことは止めて欲しい」と訴え、堪えきれずに涙を浮かべた。

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Source:Piers Morgan Uncensored

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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