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アリか?ナシか?12年ぶりのキューティー・ハニー実写化『CUTIE HONEY -TEARS-』のシリアス路線とは

永井豪原作の「キューティ・ハニー」といえばお色気とアクションがミックスされた人気作。 その実写化というと04年に今や「シン・ゴジラ」のという枕詞が付くことになる、 監督庵野秀明、企画協力樋口真嗣、監督補尾上克郎という三人が初めて組んだ実写映画で、 主演は女優への脱皮を着々と進めていた佐藤江梨子がしなやかな肢体を前面に押し出して熱演。

脇を見れば村上淳、及川光博に加え「シン・ゴジラ」組の市川実日子、片桐はいりもいたりした。 映画自体は大ヒットとはいいがたかったものの話題を呼び、おなじみのアニメー版主題歌を カバーした倖田來未はこれでブレイクを果たした。


それから12年。 間にドラマ版やOVAはあったものの劇場映画としては久しぶりにキューティ・ハニーが。 「CUTIE HONEY -TEARS-」として帰還した。 主演はモデル・女優・歌手の西内まりやでこれが初主演作となる。

そして内容はとなると。 これはアリか?ナシか?賛否を呼びそうな作りとなっている。

まず、世界観が全く違っていて「ブレード・ランナー」的な 重層階層社会の近未来を舞台に、最下層の人々と上層部の支配層との階級対立の中にキューティ・ハニーこと如月瞳が現れる。 こ
こで、キューティ・ハニーと書いてみたもののなんと自身では一度も名乗らない。 あの主題歌(今回は西内まりやがカバー)が流れるのもほんの一瞬。 04年版では原作通り登場した犯罪集団パンサークローも登場せず、 ラスボス“ジル様”(モデル石田ニコルが人工的なキャラクター造形で好演)も 全く違う設定で登場。
“キューティ・ハニー”というのも彼女の口から、 ヒロインに向かって一言ささやかれるだけという驚きの展開。

ファッション七変化も西内まりやなので見栄えはするが、一瞬で処理され、 セクシー系というよりはモデル系にまとめられている。 ライトテイストの「CASSHERN」といえば通じるだろうか?

コメディテイストをハードテイストに、セクシー路線をキレイ系にリブートし、 オリジナルの要素をバッサリと省略して見せた「CUTIE HONEY -TEARS-」は2016年10月1日公開。 この試みは果たしてアリか?ナシか?

Writer

OsoneRampo≒村松健太郎
OsoneRampo≒村松健太郎村松 健太郎

≒村松健太郎。脳梗塞との付き合いも10年目。 映画祭の審査員、映画学校を手伝い。シネマズBY松竹にて執筆も。 映画を広げるのに便利な舞台とか本とかも・・・・。黒手袋て杖をついていれば私です、

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