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ベネディクト・カンバーバッチ、映画業界は「無駄が多すぎ」エコじゃない ─ 『ドクター・ストレンジ』間食はゆで卵、チーズ、クラッカー、アーモンドバターで「高たんぱく」

東京コミコン2024 ベネディクト・カンバーバッチ
©︎THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ドクター・ストレンジ』シリーズのベネディクト・カンバーバッチが、役作りのための過剰な食生活を振り返りつつ、映画業界は「ひどく無駄が多い」と批判した。

英有名シェフによるポッドキャスト「Ruthie’s Table 4」に出演時、映画撮影中の「特別な食事」について聞かれたカンバーバッチ。マーベルには「豊富なリソース」があり、『ドクター・ストレンジ』の現場には「素晴らしいシェフがいた」と述べ、当時の食事メニューを振り返った。

「最高の設備があって、“1日にこれだけのカロリーを摂取すること”、“1日5回の食事をすること”、“間食には2~3個のゆで卵か、チーズとクラッカー、アーモンドバターとクラッカーといった高タンパクなスナックを摂ること” などと管理されていました。[中略] 運動と食事でスタミナがついたおかげで、撮影を乗り切ることができましたよ。」

もっとも、マーベルで行った過剰な食事は「個人的に好きじゃない」といい、「自分の食欲以上に食べるのは恐ろしいこと」とコメント。「責任や資源、サステナビリティ(持続可能性)に立ち返ると、“何をしているんだ?僕が食べている分で家族を養えるじゃないか” と思うんです」と罪悪感を吐露した。

そのうえで、「ひどく無駄が多い業界です」と制作現場の非エコな慣行を非難。「リサイクルされないセット、輸送手段、食事、宿泊施設だけでなく、照明やエネルギーについても考えます。スタジオ環境で日光や照明を作るために、どれだけの電力が必要か。ものすごい量ですよ」。

またカンバーバッチは、俳優がサステナビリティに言及すると「偽善者」とみなされ、「叩かれやすい」と指摘。しかしプロデューサーとしての立場から、「なるべく契約には“グリーン・イニシアチブ”を盛り込む」など、環境対策には積極的に取り組んでいるという。

ちなみにカンバーバッチは、2024年に開催された第1回クライメイト・フィルム・フェスティバル(気候映画祭)でも、環境配慮を促す「グリーン・ライダー」への支持を表明。スピーチでは「グリーン条項を契約に追加することで、制作プロセスのあらゆる段階で気候対策を優先できる」「業界全体で体系的に進歩を促すきっかけにもなる」と主張していた。

Source: Ruthie’s Table 4, Radio Times

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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