ベネディクト・カンバーバッチ、映画業界は「無駄が多すぎ」エコじゃない ─ 『ドクター・ストレンジ』間食はゆで卵、チーズ、クラッカー、アーモンドバターで「高たんぱく」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ドクター・ストレンジ』シリーズのベネディクト・カンバーバッチが、役作りのための過剰な食生活を振り返りつつ、映画業界は「ひどく無駄が多い」と批判した。
英有名シェフによるポッドキャスト「Ruthie’s Table 4」に出演時、映画撮影中の「特別な食事」について聞かれたカンバーバッチ。マーベルには「豊富なリソース」があり、『ドクター・ストレンジ』の現場には「素晴らしいシェフがいた」と述べ、当時の食事メニューを振り返った。
「最高の設備があって、“1日にこれだけのカロリーを摂取すること”、“1日5回の食事をすること”、“間食には2~3個のゆで卵か、チーズとクラッカー、アーモンドバターとクラッカーといった高タンパクなスナックを摂ること” などと管理されていました。[中略] 運動と食事でスタミナがついたおかげで、撮影を乗り切ることができましたよ。」
もっとも、マーベルで行った過剰な食事は「個人的に好きじゃない」といい、「自分の食欲以上に食べるのは恐ろしいこと」とコメント。「責任や資源、サステナビリティ(持続可能性)に立ち返ると、“何をしているんだ?僕が食べている分で家族を養えるじゃないか” と思うんです」と罪悪感を吐露した。
そのうえで、「ひどく無駄が多い業界です」と制作現場の非エコな慣行を非難。「リサイクルされないセット、輸送手段、食事、宿泊施設だけでなく、照明やエネルギーについても考えます。スタジオ環境で日光や照明を作るために、どれだけの電力が必要か。ものすごい量ですよ」。
またカンバーバッチは、俳優がサステナビリティに言及すると「偽善者」とみなされ、「叩かれやすい」と指摘。しかしプロデューサーとしての立場から、「なるべく契約には“グリーン・イニシアチブ”を盛り込む」など、環境対策には積極的に取り組んでいるという。
ちなみにカンバーバッチは、2024年に開催された第1回クライメイト・フィルム・フェスティバル(気候映画祭)でも、環境配慮を促す「グリーン・ライダー」への支持を表明。スピーチでは「グリーン条項を契約に追加することで、制作プロセスのあらゆる段階で気候対策を優先できる」「業界全体で体系的に進歩を促すきっかけにもなる」と主張していた。
▼ ベネディクト・カンバーバッチの記事
『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』10月24日公開決定、新予告編&ビジュアル到着 ─ ベネディクト・カンバーバッチ&オリヴィア・コールマン主演 ドロ沼離婚ブラックコメディ ベネディクト・カンバーバッチ&オリヴィア・コールマン『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』秋公開決定 ─ ドロ沼離婚コメディが日本上陸 『オースティン・パワーズ』監督が贈る ベネディクト・カンバーバッチ&オリヴィア・コールマンの離婚コメディ『ザ・ローゼズ』米予告編が公開 ─ 最愛の2人は、なぜ憎み合うようになったのか? 『哀れなるものたち』脚本家が贈る カンバーバッチとオリヴィア・コールマンが夫婦役、『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』脚本家の新作『The Roses』米公開決定 サーチライト配給 やっぱりドクター・ストレンジは『アベンジャーズ』次回作に出る ─ カンバーバッチ「間違えちゃった」 てへぺろ
Source: Ruthie’s Table 4, Radio Times