ベネディクト・カンバーバッチ、ドクター・ストレンジ再演に向け「やりたいことはたくさんある」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ドクター・ストレンジ』シリーズのベネディクト・カンバーバッチが、サウジアラビアで開催の紅海国際映画祭に登場し、ストレンジ役の今後についてを語った。「東京コミコン2024」にも登場したカンバーバッチは、その足でサウジアラビアに飛び、忙しくしているようだ。米Deadlineが伝えている。
カンバーバッチが演じたドクター・ストレンジは『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)で宇宙に危機が迫っていることを知らされ、どこかに消えていた。その後の動向については不明だ。

カンバーバッチはストレンジ像について、「自分自身を、そして全てを破壊しかねないものと博打をやっている」と表現。「しかも、彼は神ではないし、遺伝子操作されたクモに噛まれたわけでもない。何十億ドルも売り上げるナノテク技術を持っているわけでもない」と、かつてはいち人間であったことを振り返っている。
「彼はアカデミックで、本当に鋭い頭脳の持ち主。しかし、何を代償にしてでも特定の物事をコントロールしなくてはいけないという動機で動いている。そして、そのことは常に代償を伴う」と、ストレンジの持つドラマ性を語るカンバーバッチ。今後について、「引き続きどのような代償が出るのか、それが彼をどう疲弊させるのか、あのユニバースで彼が進化を続け、あるべき姿でいるために、どう適応していく必要があるのか、それで彼にどんな影響が出るのか、といったことに興味があります」と語り、「まだまだやりたいことはたくさんありますし、すごく楽しみですよ」と、再演に向けた意気込みも口にした。
おそらく今後ストレンジが登場するのは、2026年の『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』になるだろう。今やストレンジは、どちらかといえばMCU古参に数えられるヒーローであり、マルチバースの脅威を身をもって知る1人だ。『ドゥームズデイ』と、それに続く『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』での戦いでは、ストレンジの知見や能力が大いに求められるはず。そこには代償も伴うとも語ったカンバーバッチだが、果たして彼は何を犠牲にしなくてはならないのだろうか。
▼ ドクター・ストレンジの記事
【ネタバレ解説】「スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド」シーズン2につながる10の展開予想 伏線だらけでした 【レビュー】「スパイダーマン:フレンドリー・ネイバーフッド」理想的な「ホワット・イフ…?」、ピーター・パーカーの普遍的魅力を改めて証明する新スタンダード 軽快で見応えあり やっぱりドクター・ストレンジは『アベンジャーズ』次回作に出る ─ カンバーバッチ「間違えちゃった」 てへぺろ カンバーバッチ、ドクター・ストレンジ役の苦労を救ったのはトム・ホランド&ロバート・ダウニー・Jr. ─ 「二人から多くを学びました」 当初は悩みもあったよう ドクター・ストレンジ役ベネディクト・カンバーバッチ、ロバート・ダウニー・Jr.のMCU復帰に驚きすぎて取り乱してしまい慌てる 英国紳士も取り乱してしまい
Source:Deadline