DC映画のスケジュール変動相次ぐなか…単独映画『サイボーグ』2020年公開の方向で進行中

DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)は、現在その全体スケジュールが当初の計画から大きく変わりつつある状況だ。たとえば『ザ・フラッシュ(仮題)』は2人の監督が降板し、新たな監督候補が検討されている。また『ザ・バットマン(仮題)』はベン・アフレックの監督降板後、マット・リーヴスの手で再始動が図られているところだ。本来2部作の構想だった『ジャスティス・リーグ』はひとまず1本限りになり、パート2の製作は延期されている。
しかし、そんな激動のスケジュールの中で、レイ・フィッシャー主演の『サイボーグ(仮題)』は2020年公開を目指して現在も進行しているという。2014年10月にアナウンスされた方針は今でも変更されていなかったのだ。
『ジャスティス・リーグ』チーム、優先的に製作か
イギリスで開催されたコンベンション「シティ・オブ・ヒーロー」に登場したフィッシャーは、単独映画『サイボーグ』が現在準備中であること、2020年公開予定であることを明かしたという。
Confirmed at #coh3 today @rehsifyar in #Cyborg standalone movie is in the works and on schedule for 2020 release #borglife pic.twitter.com/MwaeOluVkO
— DC WORLD (@_DCWorld) May 20, 2017
もっとも、『サイボーグ』が当初アナウンスされた2020年4月3日に公開される方針かどうかは不明。ひとまず確かなことは、同作のプロジェクトが2020年公開に向けて確実に動いているということだけだ。現在はおそらく、未だ決まっていないとみられる脚本・監督の担当者が検討されているのだろう。
ここしばらく、DCEUは2014年に発表されたラインナップに含まれない作品の製作を決定しており、その多くは発表時点で監督が決まって(事実上内定して)いた。ジョス・ウェドン監督が手がける『バットガール(仮題)』、クリス・マッケイ監督による『ナイトウィング(仮題)』、そしてデヴィッド・エアー監督が再びハーレイ・クインを撮る『ゴッサム・シティ・サイレンズ』……。しかし、そうした“新顔”に押されることなく『サイボーグ』の製作は高い優先順位にあるようだ。
サイボーグがDCEUに初登場したのは、2016年『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』。いよいよ公開の近づく『ジャスティス・リーグ』で、その活躍をついにお披露目することになる。2018年公開予定だった『ザ・フラッシュ』は残念ながら今後の進行が読めない状況だが、先日新たな監督候補として挙げられた名前を見ても、やはり『ジャスティス・リーグ』チームはDCEU内でも相当重要視されているといえそうだ。
ちなみにDCEUでは、2019年に『シャザム!(仮題)』、2020年には『サイボーグ』のほか『グリーン・ランタン・コープス(仮題)』の公開も予定されている。どちらも監督が決まっていないようだが、これらのプロジェクトは進行しているのかどうか……。
サイボーグの登場する『ジャスティス・リーグ』は2017年11月23日公開。まずはキャラクターの全貌が明らかになるのを楽しみにしよう。
Sources: http://screenrant.com/cyborg-movie-release-date-2020/
http://screenrant.com/dc-movies-justice-league-wonder-woman-release-dates/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/Cyborg-Vol-Imitation-Life-Rebirth/dp/1401267920/