ドラマ『スーパーガール』にサイボーグスーパーマンが参戦!スーパーマンを恨む狂気に満ちたヴィランの出自
絶好調で発展を続けるDCドラマユニバース、通称ARROWバース。『スーパーガール』のシーズン2ではマーシャン・マンハンターの姪のミス・マーシャンや30世紀の未来で活躍するリージョン・オブ・スーパーヒーローのマン・エルの参戦が明かされました。前者は3代目ロビンのティム・ドレイク等と同じティーンタイタンに所属し、後者のマン・エルはヒーローネームにエルを持ちますがクリプトン星人と同じ能力を持つダグハム星人でラー・ガンドが本名です。ついに未来のヒーローまで物語に絡むようになり、映画化を予定されるブースターゴールドの登場も待ち遠しいところ。
サイボーグスーパーマンとは

そんな『スーパーガール』シーズン2にて新たな大物ヴィランの登場が決定しました。その名もサイボーグスーパーマン。コミックでの本名はハンク・ヘンショウです。ドラマではジョン・ジョーンズことマーシャン・マンハンターが名乗っていた名前であり、ミスリードに用いられていました。サイボーグスーパーマンは映画DCEUでも描かれたスーパーマンの死の後で名乗りを上げた四人のスーパーマンの後継者なことで有名。スーパーマンの後継者はクリプトン星人の遺伝子と文化に固執するエラディケーター、後にスーパーマンとレックス・ルーサーの遺伝子を持つと語られたスーパーボーイ、技術で作った鋼鉄の鎧に身を包むスティール、そしてサイボーグスーパーマンです。コミックでは元宇宙飛行士だったハンク・ヘンショウはスペースシャトルの事故によって体の大部分を喪い、機械に精神を移して宇宙空間を漂った結果、発狂します。そして彼はスーパーマンを逆恨み同然に憎むという狂気に満ちたサイボーグスーパーマンというキャラクターとなりました。

サイボーグスーパーマンはスーパーマンのヴィランですが、それと同時に最高のグリーンランタンことハル・ジョーダンの故郷コーストシティを滅ぼしDCコミックスでも有数の深刻な災害を引き起こしたヴィランとして知られています。そんなサイボーグスーパーマンは従兄弟のカル・エル、スーパーマンの悪しき鏡面存在となり、スーパーガールの巨大な敵として立ちはだかることでしょう。
もう一つ気になる点があり、サイボーグスーパーマンはコミックにおいてあるキャラクターとも深い因縁があります。それは『スーパーガール』シーズンワンにて超人嫌いの天才実業家として何度も陰謀を企ててきたマックスウェル・ロード。彼の母親はコミックではコーストシティに住んでおり、サイボーグスーパーマンが起こした災害によって死亡し、マックスウェルが真に暴走する後押しをすることに繋がったと語られてもいました。マックスウェル・ロードはバットマン最大の暴走による過ちやブースターゴールドの親友の死に関与している重要キャラクター。彼が首領の座を乗っ取った組織、チェックメイトは『フラッシュ』S3にて存在が明かされることもあり、フラッシュやグリーンアローとのクロスオーバーをする上でも十分な凄みを持っています。
多くのヒーローやヴィランと関わりのあるサイボーグスーパーマン。彼の登場は物語に一層のスリルを与えることでしょう。