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『ザ・マーベルズ』監督、『アベンジャーズ/エンドゲーム』女性ヒーロー集結シーンに「ムっとした」と意見

アベンジャーズ/エンドゲーム
© 2019 MARVEL

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)劇中のクライマックスシーンでは、インフィニティ・ガントレットを抱えるスパイダーマン/ピーター・パーカーを助ける場面で、女性スーパーヒーローが大集結してサノスに立ち向かうシーンがフィーチャーされている。賛否両論となったこの場面について、『キャプテン・マーベル』(2019)の続編『ザ・マーベルズ(原題)』で監督を務めたニア・ダコスタは、米Entertainment Weeklyのインタビューにて女性の視点で意見している。

「私も世界中の多くの女性と同じように『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観て、マーベル全女性キャラクターが集結した6秒間を目にしました。一度はゾクゾクしたけど同時に凄くムっとして(=I was also very annoyed)、“これを2時間やってよね”と感じました。だから、私の大好きな3人の(女性)ヒーローがチームアップする映画を作るとスタジオが決めてくれて、本当に嬉しかったです。それが一番エキサイティングなことでした。私はずっとマーベルの大ファンで映画も大好きだったから、このユニバースに関わりたいといつも思っていたんです。」

ダコスタは、たった6秒間しか女性ヒーローチームが活躍しない映画ではなく、タッグを組んだ女性スーパーヒーローたちを主人公にした映画でメガホンをとったことに誇りを感じている様子。『ザ・マーベルズ』では、キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース(演:ブリー・ラーソン)、「ミズ・マーベル」(2022)の主人公ミズ・マーベル/カマラ・カーン(演:イマン・ヴェラーニ)、「ワンダヴィジョン」(2020)の成人したモニカ・ランボー(演:テヨナ・パリス)がチームを組むことになる。

『エンドゲーム』が公開された当時、女性ヒーローを主人公にしたMCU作品は『キャプテン・マーベル』しか存在していなかった。だが、2021年には『ブラック・ウィドウ』が公開され、ディズニープラスでは「ミズ・マーベル」と「シー・ハルク:ザ・アトーニー」がリリースされている。また、「ホークアイ」(2021)に登場したエコー/マヤ・ロペスを描く新作ドラマ「エコー(原題)」も待機中で、女性スーパーヒーローを主人公にした作品が次々に誕生している。『ザ・マーベルズ』のような女性ヒーローのチームアップ映画に続く作品も将来的に期待できるかもしれない。

『ザ・マーベルズ(原題:The Marvels)』は2023年7月28日に米国公開予定。

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Source:Entertainment Weekly

Writer

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。