「デアデビル:ボーン・アゲイン」は原作コミック実写化ではない ─ 「それには理由があります」と主演チャーリー・コックス

過去にNetflixで全3シーズンが展開された人気作「デアデビル」を、マーベル・スタジオがディズニープラスで復活される「デアデビル:ボーン・アゲイン」の物語はまだ謎に包まれているが、同名で存在するコミックからヒントを得たいと考えているファンもいるかもしれない。
マーベル・コミックには「Daredevil Born Again」という名の作品が先行して存在する。巨匠フランク・ミラーとデビッド・マッズケリによる傑作コミックで、キングピンの策によって徹底的に追い詰められた主人公マット・マードックが新たな人生に向かって死闘する物語だ。

ドラマ版でデアデビル/マシュー・“マット”・マードックを演じるチャーリー・コックスによれば、この度の新ドラマ「ボーン・アゲイン」は、独自の物語として仕上げられるようだ。イベント「FanExpo Chicago」で開催の米ScreenRantのステージで、「ストーリーの面では、何かコミックに従っているわけではないんです。どれかのコミックに忠実、ということもない」と明らかにしている。
「それにはいくつか理由があります。まず、ストーリーを綿密に追ってしまうと、当然の帰結になってしまうからです。なぜなら、ストーリーがどう終わるのか、もうみんな知っているからです。」
基本的にマーベル・スタジオは原作コミックをそっくりそのまま実写化するということはなく、いくつかの要所から緩やかに着想を得つつ、マーベル・シネマティック・ユニバース独自の物語を作っている。「ボーン・アゲイン」でもおそらく同様で、もしかするとコミックと似た描写が見られるかもしれないが、あくまでもオリジナルの物語になりそうだ。
なお、先に開催されたディズニーのファンイベント「D23」会場では「デアデビル:ボーン・アゲイン」の特報映像が上映された。会場参加者がこのスクリーンを撮影した映像がリークされていたり、参加したメディアが報告したりしているところによって、コミックの人気キャラクターであるホワイト・タイガーが登場すると濃厚視されている。
コックスは、ホワイトタイガーについては「答えられない」としつつ、「D23でリークされた予告編をご覧になった方は、興味深いキャラクターが数人登場していることに気付いたでしょう」と含みある発言。「僕は何も言ってないですよ、あなたが言ったんです。予告編はもう削除されていますし、僕は何も言いません」と予防線を張ることも忘れない。また、ドラマには「ちょっとした素敵なカメオも登場しますよ」とも予告した。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2025年3月、ディズニープラスで配信予定。早くもシーズン2の製作も決定している、マーベル・スタジオの次なる自信作だ。
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Source:ScreenRant