「デアデビル:ボーン・アゲイン」、Netflix版との繋がりは第1話で断ち切る予定だった

Netflix版「Marvel デアデビル」から復活を遂げる、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」。企画当初は、第1話で早々に旧シリーズとの繋がりを断ち切る予定だったという。デアデビル/マット・マードック役のチャーリー・コックスが明かした。
「デアデビル」は、子供時代に視力を失ったマット・マードックが、昼は弁護士として、夜はスーパーヒーローとして活躍する様を描いたアクションドラマ。2022年に新シリーズ「デアデビル:ボーン・アゲイン」の製作が決定し、主演のコックス、ヴィンセント・ドノフリオ(キングピン役)、ジョン・バーンサル(パニッシャー役)の続投が発表。一方、同じく主要キャストだったエルデン・ヘンソン(フランクリン・“フォギー”・ネルソン役)、デボラ・アン・ウォール(カレン・ペイジ役)は続投なしとみられていた。

しかしその後、撮影済みエピソードが再評価され、クリエイティブチームが一新される事態に。こうした大規模な変更を受けて、ヘンソン&ウォールの復帰が決定。さらに、リキャストが伝えられていたヴァネッサ・フィスク役のアイェレット・ゾラーも続投することになった。
このたび米GalaxyConに登壇したコックスは、紆余曲折を経た「ボーン・アゲイン」製作の裏側に言及。「当初エルデン(・ヘンソン)は、番組から声がかかっていなかった」と述べ、当初の構想を次のように語った。
「両作品の繋がりを断ち、旧シリーズのファンに物語の区切りを与えるため、(ヘンソンは)第1話にカメオ出演として書かれていたんです。しかし新バージョンで、これは取り消されました。」
なお「ボーン・アゲイン」が当初Netlifx版とは切り離して企画されていたことは、以前キングピン役のドノフリオも明かしていた。しかし企画の全面的な刷新を経て、「今では(繋がりが)たくさんある」という。
もっとも、物語の内容は「新たな方向へ向かっている」とのこと。マーベル・スタジオのプロデューサー、ブラッド・ウィンダーバウムが、米マーベル公式Podcastでこう語っている。「キャラクターたちは成熟しています。世界観も以前とは異なります。物事も変化したし、社会も変化した。マットとウィルソンも変わり、これまで見たことない方法で衝突することになります。もはや、お互いを殺すだけでは十分ではない。政治的な駆け引きが絡んできます」。
「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」は、2025年3月にディズニープラスで配信予定。
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Source:ScreenRant,The Official Marvel Podcast