『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ドクター・ドゥーム登場説をプロデューサーが否定 ─ 「その計画はなかった」
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)待望の続編『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のヴィランとして登場するのは、海底文化タロカンの長・ネイモア。しかしワールドプレミアの以前は、ファンタスティック・フォーの宿敵ドクター・ドゥームが何らかの形で登場するのではないかと囁かれていたという。
米Comicbook.comのインタビューに応じたプロデューサーのネイト・ムーアは、この“ドクター・ドゥーム登場説”に反応。実際に登場させる計画があったかどうかを答えている。
「正直なところ、その計画はありませんでした。ですが、噂されていた理由は理解できます。彼(ドクター・ドゥーム)はラトベリアの世界では最高のキャラクターだし、ライアン(・クーグラー監督)もファンなんです。だけどネイモアを敵にすると決めたからには、常にそこが焦点でした。」
ドクター・ドゥームは、魔術と科学技術を融合させた秘技を極め、祖国ラトベリアの王位を奪うと、暴君として強権主義的な支配を続けながら、国外の脅威から国を守ったキャラクター。もっとも、『ワカンダ・フォーエバー』にドクター・ドゥームを登場させるアイデアは最初から検討されていなかったようだ。
2017年のサンディエゴ・コミコンでは、ドクター・ドゥームを主人公とする単独映画の企画が発表されたが、ディズニーによる20世紀フォックスの買収によってプロジェクトは保留となった。ただし、2024年に公開されるMCU版『ファンタスティック・フォー(原題)』にはドクター・ドゥームが登場する可能性が高いと見られている。
ちなみに、MCUドラマ「ムーンナイト」(2022)第1話には、別人格に乗っ取られた主人公スティーヴン・グラントが、巨大な城がそびえ立つ欧州風の村で目を覚ますシーンがあり、この場所がドクター・ドゥームが統治するラトベリア王国なのではないかとの説も浮上している。もしかしたら、将来的にMCUデビューを飾るドクター・ドゥームのためにイースターエッグが仕込まれていたのかもしれない?
ドクター・ドゥームの登場にも期待したいが、まずは2022年11月11日に日米同時公開される『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を堪能しよう。
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Source: Comicbook.com